若葉だった木々の緑が日に日に色濃くなってきました。お花屋さんでは色とりどりの紫陽花が見られ、梅雨もすぐそこまで来ているのを感じます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
6月生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます☆星読みのKIHOです。
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拡大の星・木星の移動 – あなたはどんなエリアで恩恵を受けやすくなる?
先月5月26日、12年ぶりに木星が双子♊︎サインに入りました。木星は1つの星座を約1年かけて移動する星座です。そして、拡大の星とも言われます。
そこで、前回木星が双子サインに滞在していた時期、つまりは『2012年6月中旬〜2013年の6月下旬』を思い返してみることを、提案したいと思います。(日記や手帳がなくても、その頃のメールを検索して振り返ることもできますよ。)
12年前に活動していたことや拡大したなと思う分野を書き出してみてください。
ネイタルチャートをお持ちの方なら、あなたの双子♊︎サインがあるハウスをチェックしてみて。書き出した内容と照らし合わせると、よりクリアにどんな分野が活性化されたか分かるかもしれません。ハウスが示す内容については以下をご参照ください。
木星が双子サインに滞在するここからの1年、自分にとってはどんなことが活性化しそうなのか、のヒントになると思います。
もちろん12年前と同じ形だとは思いませんが、拡大・発展の恩恵を受けやすいテーマを見つけるヒントになると思います。例えば、職業の分野においてなのか、あるいは教育や旅行の分野においてなのか、12年前の出来事から再び活性化されやすいテーマを考えてみてはいかがでしょうか。
そして、木星が双子サインにいる2025年6月10日までの1年間、皆さまに特に意識していただきたいこと。それは、『好奇心や遊び心を大切にする』ことです。
双子サインは柔軟宮の風の星座(サイン)
タンポポの綿毛は風にのってなんだか楽しげに軽やかに自分の種子を飛ばしていきます。重くなっていては飛べないのです。
私たち人間も、例え厳しい世界にいるなと感じられる時でも、大変な忍耐を要する時であったとしても、少しの好奇心や遊び心を大切にすることで軽やかに生きられると思います。特に、来年の6月までは、幸運の星、木星が双子サインで輝いているのですから。
そして現在お空を運行中のこの木星は、水瓶♒︎︎サインを逆行中の冥王星と調和の角度を取ります。それがタイトになるのが、6月1日、2日、3日あたり。木星という拡大・発展の星が双子♊︎︎サインに入ったことで、知能面や精神的エネルギーが非常に高まっている状態。そこに冥王星の介入が入ることになります。
メンタル面は非常に明晰な状態。そして中にはもしかしたら、今までの信念のようなものがガラッと変わる、方向転換を感じる方がいらっしゃるかもしれません。社会的にも、古い体制は崩れ、新しく生まれ変わっていく流れを強く感じる時になりそうです。より風の時代にフィットするように調整が入っていくような、そんな感じがいたします。
6月3日 水星の動き
牡牛♉︎︎サインの最終度数まできた水星が海王星とセクスタイルという協調の角度を取ります。この日は、いわゆる目に見えないものを感じる力が高まりそうです。呼吸法や瞑想など、自分に合った方法を取り入れて、ぜひ感じ取ったもの、心に浮かんだことを言葉にしてみてください。
そして、このあと3日の夕方4時半過ぎには、水星は双子♊︎︎サインに入ります。
先に双子サイン入りした木星ととても近い状態で、冥王星とも調和の角度を取ることになります。「言葉の持つ威力」を感じることになると思いますし、大きな視野で物事を見ることを促される流れになりそうです。
水星は双子サインの支配星であり、思考やメンタル面、教育、交通、貿易、コミュニケーションと縁の深い天体です。このあたりの分野においても未来に向かっての変化が著しくなりそうです。
6月6日は双子サイン新月
21時38分、双子サインで新月を迎えます。新月のため、太陽と月はホロスコープ上で同じところに位置しています。その他にも、金星・水星・木星が双子サインという双子サインのオンパレードのような新月です。
交流とコミュニケーションは活発化。対面はもちろんSNSにおいてもです。とても柔軟なため人の意見も聞き入れるのも対処するのも上手だと思います。思考は活発でむしろ忙しいくらい。
心配な面をあげるとするならば、興味や思考が次から次へと動くため気が散ってしまって落ち着けないこと。また、情報を仕入れることもできるスマホやSNSの中毒になってしまうこと、でしょうか。
この傾向を強く感じる方は、対象を絞って取り組むこと、を意識されると良いでしょう。あとは呼吸法を意識する、運動をするなど身体に意識が向くようにあえて仕向けること。精神面や思考が非常に活性化される分、身体がどうしてもおざなりになってしまう人も出てきそうです。
今回の新月(太陽と月)と金星ですが、土星とは緊張の角度を取ります。まるで土星先生の厳しいリアリティーチェックが入っているようです。新しいアイディア、楽しみ方など、それはちゃんとしてるの?継続していけるの?とチェックが入っているようなそんなイメージです。
種蒔きのとき
ネイタルチャートをお持ちの方は、双子♊︎サインの16度が自分のチャートの何ハウスに位置しているかを確認し、そのハウスの示すエリアにおいての種蒔きをされるのを強くおすすめします。ただし、ハウスの内容にとらわれすぎる必要はありません。先述した新月の示す内容を受けて、より軽やかに生きていけるように今できること、この新月のエネルギーを借りて何か意図されることをオススメします。
そして忘れないで。新月はまだ光のない状態。すぐに芽を出す気配はなくてもこの時に「意図すること」に意味があるのだということを。
6月9日 火星は牡牛サインへ
情熱と行動の星である火星が牡牛♉︎サインに入ります。
7月21日までの約1ヶ月半、牡牛サインを進むこの火星は、処理速度こそ早くないものの持久力はピカイチ。粘り強い性質を持っています。
先述したように、この6月はこれだけ双子サインのエネルギーが効いている状態なので、興味の対象も広くあちらこちらに分散しがち。そんな中、この牡牛サインの火星は、粘り強さと、考えているだけでなく実際にやろう!と行動に移させてくれる有り難いエネルギーとなりそうです。
6月11日 火星と冥王星が葛藤、挑戦の角度
火星と冥王星がピッタリ90度となるのがこの日。前後数日も含め、「勝たなくてはならない」といった強迫観念やあるいは怒りに火を注ぐようなエネルギーには気をつけたいところです。社会的にもですが、自分の周りでも戦争を起こさないように。
この熱いエネルギーは、力強さとして意識的に使って生産性を高めてください。
6月後半には恐らく日本の多くの地域で梅雨入りして、ジメジメしている頃かなと思います。心も身体も怠くなりやすい時。遊び心を忘れずに軽やかに過ごしてまいりましょう。
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