美肌の味方ハトムギはどうやって食べる?基本の調理法からアレンジメニューまで

美肌の味方ハトムギはどうやって食べる?
基本の調理法からアレンジメニューまで

Kampo labの竹迫朋美です。働く女性、子育て中のママ、更年期女子、家族のために、自分のために。いろいろな目線で【暮らしに役立つ養生法】をお伝えします。

梅雨から夏にかけての不快感はなんといっても湿気でしょうか。じわっと汗が出てからだがべたべたしたり、からだが重だるい、むくみを感じる。気圧の変化で頭痛がひどくなる。おなかの調子が悪い。
こういった症状の原因は五臓の『脾』のトラブルにあると考えられます。

脾は湿気が苦手

脾が弱ってしまうと、せっかくからだに良いものを食べたとしても、「気」や「血」を生み出すことができず、からだの中に取り込むことができません。
また、脾は「水」の代謝にも大きくかかわっているため、脾が弱ると、巡るべき「水」が滞り、むくみの症状があらわれます。
重だるいと感じるのも、この脾の働きの低下と考えられます。

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このように、「脾」は季節にかかわらずケアが大事な臓腑であることがわかりますが、日本は特に湿度が高い国です。「湿気」によってダメージを受けないよう毎日の食生活でしっかりとケアが必要です。

お勧めの食材として、脾の働きをよくする「ハトムギ」の活用法をお伝えします。

脾の働きをよくするハトムギは美肌の妙薬として重宝

ハトムギの効能

・利水消腫 →からだの汚れた水を尿として排出
・滲湿   →むくみ、痰、排尿困難、下痢などの治療に
・健脾止瀉 →弱っている脾の働きを高め、下痢を止める
・清熱排膿 →体内の熱を取り除き、膿を排除

生薬名は「ヨクイニン」

ハトムギの種皮をとりのぞき乾燥させたものを「ヨクイニン」といい、生薬としても使われています。
ヨクイニンは中国の『神農本草経しんのうほんぞうきょう』などの薬物書に記載され、古くからお肌のために用いられてきた生薬です。栄養価が高いだけでなく、消炎作用やからだの水分バランスを整える作用があるといわれ、肌荒れやイボに効果があります。

からだの内側からお肌を整える「ハトムギ」

ハトムギはからだの中から肌に働きかけ、肌の水分代謝を促進し余分な老廃物の排出をスムーズにすることで
ニキビや吹き出物などが改善されます。シミやそばかすを改善し美白効果も期待できる「ハトムギ」、おいしく食べて、美肌を作ってくれるなんて、ぜひ毎日の食事に取り入れたい食材です。

ハトムギの基本の使い方とアレンジメニュー

FOODLABでは3種類のハトムギの取り扱いがあります。

ぬか付きハトムギ粒

“Yakuzen Series ぬか付きハトムギ粒”

ハトムギご飯

まずは炊飯器に入れて、お米と一緒に炊いてみましょう。

米 1合 
もち米 15g
ぬか付ハトムギ粒 15g(1時間くらい浸水させてザルにあげる)
水 200㎖

もち米は入れなくても構いません。入れるともっちりとしたハトムギご飯に仕上がります。お好みでハトムギの量を増やしてみてください。(お米とハトムギの割合が2対1くらいまで)

冷凍ハトムギをストック

ハトムギご飯以外にもいろいろ活用できます。ただ、サッと使いたいときに浸水させて、茹でて・・となるとちょっと面倒になってしまいますよね。。
茹でたハトムギは冷凍できるので、時間のある時にまとめて作っておくと便利です。

ボウルなどに入れ、水がきれいになるまでよく洗う
たっぷりの水に1時間くらいつけておく。

ザルにあけ、3倍ぐらいの新しい水を加える。
40分くらい芯がなくなるまで茹でる。
圧力鍋を使用すると、もっと時短です!
1.2倍の水を加えて火にかけ、圧がかかってから20分弱火にかける。

炊き上がったら小分けにし冷凍保存する。

時間があるときに多めに作って冷凍保存しておくと使いたいときにサッと使えてとても便利です。

FOOD LAB online

島根県産の生産状況が把握できるものを使用しています。漢方では真っ白な種子を生薬に使い、「ヨクイニン」という名前に変わりま…

冷凍したハトムギをアレンジ

お粥に加えたり、スープの中に入れたり、サラダやマリネの中に入れたり、炒め物に加えたり。
ハトムギと同じく利水効果のある冬瓜を使ってスープに。むくみの解消におすすめの組み合わせです。

冬瓜とハトムギのスープ

豆花のトッピングに。小豆は利水除湿効果が。緑豆は清熱効果、利水効果があります。季節に合わせてトッピングを選ぶと、からだが喜ぶスイーツに。

豆花のトッピングとして

スープジャーでこんな裏技も

少し使いたいけどわざわざ浸水させて茹でるのは・・というときにはこんな裏技もアリです。

スープなどに活用したいときに便利なのは、スープジャーや保温効果のある水筒です。
まず、スープジャー又は水筒に熱湯を入れて5分くらい置き、容器の中を十分に温めておく。
お湯を捨て、洗ったハトムギを中に入れお湯をくぐらせ、そのお湯を捨てる。
新しく沸騰させたお湯を加え、しっかり蓋を閉めて放置。
一晩置くと翌朝に、朝準備しておくと夕方にはふっくらとしたハトムギになっているので、下茹でする必要なくすぐにお使いいただけます。
効果がつまった戻し汁は捨てずにスープやお粥にそのまま使います。

焙じハトムギ

“Yakuzen Series 焙じハトムギ”

「焙じハトムギ」は香ばしく、そのままポリポリと食べてもおいしい!シリアルの代わりにお好みのミルクをかけて食べたり、ヨーグルトと一緒に食べたり。はとむぎ茶としてお茶に浮かべたり、スープのクルトン代わりにも使えます。

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気血を補い、水の巡りをよくする栄養たっぷりの薬膳茶です。飲むだけではなく、素材すべてを食べることができるので、小腹がすいたときのおやつ代わりに。

焙じハトムギで香ばしさアップの「食べる薬膳茶」

ぬか付きハトムギ

“Yakuzen Series ぬか付きハトムギ”

島根県産のハトムギを、栄養たっぷりの「ぬか」がついたまま粉末にしたものです。

グルテンフリーのハトムギスイーツ

クッキーやケーキに使うと、グルテンフリーのおやつが出来上がります。てんぷらの衣に加えて揚げたり、シチューやホワイトソースなどとろみをつけたいときにも使えます。パンケーキや、お好み焼きに混ぜて、栄養価アップ。

ハトムギのパンケーキならグルテンフリー

白玉団子を作るときに、粉末のハトムギをたっぷり加えて美肌スイーツに。
緑豆とココナッツのお汁粉にもちもちの白玉団子を入れました。ココナッツも清熱効果があり、のどの渇きを癒してくれる食材なので、夏のおやつにおすすめです。

ハトムギ入り白玉で作る緑豆とココナッツのお汁粉

いかがでしょうか。
普段の食事やデザート、おやつの時間にぜひ「ハトムギ」を取り入れてみませんか?
おいしく食べて、美肌を目指しましょう♪

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