今回は、夏の初めに意外と多い胃の不調におすすめの、簡単レシピを紹介します。
胃の疲れにはこの野菜!
暦の上では6月21日は、夏至。夏至は、1年のうちで昼が最も長く、夜が最も短い日なのです。本格的な夏が始まろうとしていますね。
季節は夏だ!ということで、冷たい飲み物をガブガブと飲んでしまったり、生ものをたくさん食べてしまう!また服装は真夏のような薄着!心当たりがある方、いるのではないでしょうか?暑い!と思うとついついやってしまいがちですね。急激に身体を冷やすと、胃腸も疲れます。本格的な夏がやってくる前に、夏バテ!なんてことになってしまいますよ。
そこで今回は、初夏の胃の疲れにおすすめの簡単レシピを紹介します。使う食材は、夏野菜の定番『ピーマン』です。夏野菜は冷ます作用があるものが多いのですが、ピーマンは身体を温めてくれます。
五性 温
帰経 肝・心・脾・腎
ピーマンは薬膳で、気の巡りと血の巡りを良くする食材です。また、梅雨時期から初夏にかけて崩れやすい『脾』にも、作用する食材です。イライラした気持ちを抑えてくれたり、胃腸の健康にもおすすめですね。また、夏の食欲不振にも効果的です。
ピーマンはもちろん栄養素も満点です。
◯食物繊維
◯β-カロテン
◯ビタミンC
◯ビタミンP
◯ビタミンE
◯クエルシトリン(苦味成分)
◯ピラジン(香り成分)など
ピーマンと言えば、『苦味』のイメージですね。お子様が苦手!という声もよく聞きます。その苦味である、クエルシトリンという成分が、弱った胃腸を助けてくれる働きがあるのです。さらに、胃壁の炎症も抑えてくれるのです。初夏は、意外と胃が疲れやすいので、このような成分が助けてくれそうですね。
そして、ピーマンの独特の香りが、ピラジンという成分です。ピラジンは、血流を良くし、リラックス効果があります。冷えや肩こり、イライラや不安感などにも良いとされているのですよ。
ピーマンのかき揚げ
今回はピーマンをかき揚げにしちゃいます。ピーマンのかき揚げは、普段あまり目にしたことがないですね。しかし、かき揚げにすると甘味が増して、とても美味しいのです。これならピーマン嫌いのお子様も、好んで食べてくれると思いますよ。
今回のレシピでは、旬の新玉ねぎを一緒に入れましたが、にんじんなどお好みのお野菜を入れても、干しエビやしらすなどを混ぜても、もちろんピーマンだけでも美味しく作ることが出来ます。その時の気分で変えてみてくださいね。
食べる際には、お塩をかけても良いですし、天つゆに付けても美味しいと思いますよ。
レシピ
材料
玉ネギ 1つ
油 適量
☆
米粉 80g(今回は玄米粉)
水 120ml
作り方
1.ピーマンは細切り、玉ネギは薄く切りにしておく。
2.☆の材料を合わせる。
3.☆の中にピーマンと玉ネギを入れて、よく絡める。
4.フライパンに少し多めの油を入れて、焼き揚げる。
5.お好みで塩をかけて完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか。苦くて食べにくいと思っていたピーマンも、サクサクのかき揚げで、パクパクと食べれてしまいそうです。ピーマンは胃のお悩みだけでなく、夏の様々なお悩みにもおすすめですので、今の季節は積極的に食べるといいですね。
生活では、初夏は特に身体を冷やしやすいので、クーラーにあたりすぎないように、冷え対策をする、また、冷たいものを摂りすぎないようにするなど、心がけて過ごしてくださいね。そして、お食事にはピーマンかき揚げも、是非お試しください!
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