
今回は、みなさんもよく知っている薬膳食材の「なつめ」を使った韓国のおやつを紹介します。
韓国宮廷料理「薬食」ヤクシク

薬食とは韓国語で「ヤクシク」とも呼ばれ、名前の「薬」は実際の薬ではなく、“体に良い食べ物”という意味合いを持っているそうです。特に、旧暦1月15日の大正月(テボルム)には欠かせない料理で、この日に食べることで健康や幸運を願う風習があります。薬食は餅米で作られていて、中に入っているなつめや栗といった食材は、いずれも滋養があると考えられてきたため、まさに「食べる養生」といえますね。
また、ほんのり甘くて香ばしい味わいに加えて、ごま油や醤油のコクが加わるのが特徴で、日本のおこわに似ていながらも、デザートと主食の中間のような独特の位置づけなのです。家庭や地域によっても、甘さや具材のバリエーションが違うそうですよ。
その時の体調や、お好みの具材を選んで、自分好みに作れるところもいいですね。今回は、なつめ・栗・カボチャの種・くるみ・レーズンを使いました。今回は使用しませんでしたが、松の実を入れることも多いそうです。

今回使用したなつめは、薬膳食材でも代表的な食材で、気血を補うと言われています。
五性 平
帰経 心・脾
胃腸の調子を整え、食欲不振にも効果的です。疲れている時やイライラしやすい時にも良いですね。
レシピ

材料
餅米 2合
くるみ 約30g
レーズン 約20g
黒糖 大さじ6
蜂蜜 大さじ1
シナモンパウダー 小さじ1
醤油 大さじ2
塩 少々
②の材料
なつめ お好みの量(今回は3つ)
カボチャの種(ローストしてあるもの) お好みの量
栗 約50g(今回は甘栗を使用)
ごま油 大さじ1
※最後飾りつける場合は、材料を少し取っておく
作り方
1 餅米は洗い、①の材料を全て炊飯器に入れる。

2 混ぜたら、炊飯器のおこわの線まで水を入れ、おこわモードで炊く。ない場合は普通の炊飯でOK。

3 なつめは種を取って小さく切っておく。

4 炊き上がったら、残りの②の材料を入れる。

5 ラップで好きな形に整え、なつめやカボチャの種で飾りを付けたら完成。
※今回は、簡単にラップで仕上げましたが、バットに入れ飾りを付け、包丁で切って食べてもOKです。


まとめ
いかがでしたでしょうか?とても簡単に、健康で体に優しいおやつが出来てしまいましたね。韓国では、懐かしい子供の頃のおやつだそうですよ。ほっこりと優しい風味で、なんとも癖になる味わいです。また、餅米は胃腸を温め、エネルギーを補ってくれます。これからの暑い季節は、体力も落ちやすく、胃腸も冷えやすいので、とてもおすすめの食材ですね。 たくさん作っておけば冷凍保存も出来ますので、食べたいときに自然解凍して簡単に召し上がる事ができますよ。是非、みなさんも体に優しいおやつ「薬食」をお試しください。


