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なぜキウイで柔らかくなるの?
キウイには 「アクチニジン」 というタンパク質分解酵素が含まれています。これはお肉を分解して柔らかくし、噛む力が弱い子でも負担なく食べやすい食感に仕上げてくれます。ただし、酵素の力が強いので、長時間漬けると逆にぐずぐずになってしまうこともあります。ですので、漬けすぎは厳禁で、5〜10分の短時間で十分柔らかくなる のがキウイの魅力です。さらに、キウイはビタミンCが豊富なので、鉄の吸収をサポートし、エネルギー代謝にも関わるため、成長期のお子さんにはオススメな食材です。

レシピ
鶏もも肉:500~750g(一口サイズにカット)
キウイ:1/2~1個
醤油:大さじ2
酒:大さじ1.5
鰹節:大さじ1~2
片栗粉:大さじ4~5
揚げ油:適量
① 鶏肉を一口大に切る
② ポリ袋にキウイを入れ、手でつぶす
(写真は6歳の次男がつぶしたキウイです。お子さんの力でも簡単につぶせるくらい楽ちんです)

③②の中に醤油、酒を入れてもみこみ、5~10分間漬けておく

④漬け終わったら鰹節を混ぜる

⑤④に片栗粉をまぶす
⑥低めの温度(160~170℃)で揚げる

完成

鰹節を混ぜるのはどうして?!
鰹節はタンパク質が多く、水分をほどよく吸うため、衣が“サクッ”と食感に変わるからです。外はサクッと、中は柔らかなので、お子さんの食欲も増してきます。さらに冷めてもサクッと食べやすいので、お弁当にもおすすめです。また栄養面でも鰹節にはヘム鉄やビタミンB群、アミノ酸由来の旨味成分などが含まれますので、少し混ぜるだけで、唐揚げの栄養価がUPするのも少食のお子さんには嬉しいポイントです。
キウイで簡単アレンジレシピ
唐揚げ以外にも簡単にできるアレンジレシピを3つご紹介します。
① キウイ照り焼きチキン
≪作り方≫(2~3人分)
①鶏もも肉300gにつぶしたキウイ:1/4個+醤油、みりん、酒:各大さじ1で5分漬ける
②漬けた鶏もも肉をフライパンで焼く
③最後に照り焼きソースを絡める
② 豚こま×キウイの生姜焼き
≪作り方≫(2~3人分)
①豚こま200gにつぶしたキウイ大さじ1をもみ込む(5分)
②生姜焼きのタレ(醤油:大さじ1.5、みりん:大さじ1、酒:大さじ1、すりおろし生姜;小さじ1)で炒める
キウイと鶏むね肉のソテー
≪作り方≫(2~3人分)
①鶏むね肉1枚(250~300g)をそぎ切りにし、つぶしたキウイ1/4個をもみ込む(5分)
②塩:小さじ1/4と片栗粉:大さじ1.5~2をまぶして焼く
パサパサして今までだったら、お子さんが残していたお肉にキウイを5分~10分漬けるだけで、少食のお子さんでも食べれるお肉が増えるかもしれません。色々なお肉にキウイを漬けて、食べれるレパートリーを増やしてあげてくださいね。
食べる意欲の後押しに!
キウイを使った下ごしらえのメリットは「柔らかくする」ことだけではありません。普段の食卓に取り入れることで、少食のお子さんの食べる意欲を後押ししてくれることもポイントです。お肉が柔らかくなることで噛む負担が減り、飲み込みやすく、食べる成功体験が増えます。実はこれがとても大切で、一度「食べられた!」という感覚を持てた子は、次の食事でも少しチャレンジしようという気持ちにつながるためです。
また、キウイのほどよい酸味が肉の旨味を引き立ててくれるので、味つけを濃くしなくても満足感が得られます。少食の子は、濃い味よりも軽くて食べやすい味を好む傾向がありますが、キウイ唐揚げはまさにそのバランスが取りやすいレシピです。特に疲れている日や、食欲が落ちている時にもスッと口に入りやすく、「今日は食べる量が少ないかも…」という日にこそ向いています。食べる量が少ないお子さんを育てていると、「どうしたらもっと食べてくれるのかな」「栄養は足りているのかな」と不安に思う日もありますよね。でも実は、ご家庭でできることはほんのひと工夫を積み重ねることで十分です。
今回ご紹介したキウイの下ごしらえは、忙しい中でも再現しやすく、料理の負担が増えないところが大きな魅力です。ポリ袋にキウイを入れて、お子さんにぎゅっとつぶしてもらうだけでお手伝いにもなり、「自分が作った」という経験が食べる意欲につながるケースもよくあります。食卓のコミュニケーションとしても取り入れやすい工夫です。またお子さんが食べてくれなかったとしても、お母さん自身が美味しいなと感じて、「外はサクッとして、中は柔らかくてとっても美味しいな」などと発言しながら食べるのも一つの手です。お母さんが美味しく食べるだけで、自然とお子さんが美味しそうだから食べてみようかなと食べる意欲の後押しになるかもしれません。美味しく楽しい食卓レシピの一つにとり入れていただけると嬉しいです。

