みなさん、こんにちは。食育アドバイザーでプラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、夏バテにもおすすめの簡単レシピを紹介します。
夏バテにはこの野菜!
暑い日が続いていますが、みなさん体調崩されていませんか?今年の夏も、猛暑日が続くと言われていますね。今から対策が必要です。暑い日が続くと、やはり『夏バテ』が心配されます。自分は夏バテではない!と思っていても、気が付かないうちに夏バテの症状が出ているかもしれませんよ。
◯食欲不振
◯倦怠感
◯頭痛
◯むくみ
◯気力低下
◯めまい・立ちくらみ
◯不眠など
夏バテは、夏の厳しい暑さで、自律神経が崩れてしまい、色々な症状として現れるのです。また、室内はとっても涼しく、外はカンカン照りの暑さ!となると、身体が温度差を繰り返し感じることで、自律神経も乱れてしまいますね。
そこで今回は、夏バテにおすすめの簡単レシピを紹介します。使う食材は、夏野菜の『なす』です。なすは7月から9月頃が旬で、まさに今が美味しい季節なのです。家庭菜園などで作っている方も、多いのではないでしょうか?
五性 涼
帰経 脾・肺
薬膳でなすは、血と水の巡りを良くする食材です。身体の熱を冷ましてくれたり、脾を整えるので食欲不振や胃もたれ、また、むくみにもおすすめです。また、なすは体の余分な熱を冷ますので、夏バテ予防によい食材なのです。胃腸の調子を整えるはたらきがあり、食欲不振、胃もたれにも良く、むくみをとる効果もあります。
◯食物繊維
◯カリウム
◯葉酸など
まずは、夏バテといえばカリウムです。カリウムは汗とともに流れ出てしまうので、汗をかく季節は食事から摂ることが大切です。身体の熱を取り、のぼせやほてりを抑えてくれ、食欲不振にも効果的です。
また、なす特有の栄養素ナスニンは、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強い栄養素です。疲労回復や免疫力アップにとても効果的なので、夏の暑さで疲れた身体を回復してくれます。食物繊維も豊富で腸内環境も整えてくれますので、生活習慣病の予防にもよい食材ですね。
簡単!なすのトロトロ漬け
今回は、簡単に出来るなすのトロトロレシピを紹介します。夏バテでやる気のない時でも、このレシピでしたらあっという間に出来てしまいますよ。火も使わないので、暑い日にもとても便利です。また、食欲がない時にも、さっぱりとしているので箸が進むと思いますよ。
一緒に使う食材は、『ねぎ』と『大葉』です。なすは冷ます性質ですので、たくさん食べると身体を冷やし過ぎてしまうこともあります。ですので、温める作用がある、ねぎや大葉と一緒に食べることで、冷やし過ぎで防いでくれるのです。なすと薬味の相性もバッチリで、ご飯も進むこと間違いなしです。夏のお酒のおつまみにも合いますよ。
お子様が薬味が苦手な場合は、別でのせて食べてもOKです。
五性 温
帰経 脾・肺
五性 温
帰経 脾・肺
レシピ
材料
☆タレ
醤油 大さじ1と1/2
ごま油 大さじ1
酢 大さじ1
アガベシロップ 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
大葉 4枚
ねぎ 1/3本
胡麻 適量
作り方
1.洗ったなすはへたを切り、丸ごとラップをしてレンジで約3分チン!(出して硬い場合は追加で約30秒)
2.熱いので気をつけて取り出し、水で冷やす。
3.冷めたらラップから取り出し、手でさいていく。(へたを取った方からさく、だいたい1本を6等分)
4.ねぎとしそは細かく切っておき、タレも混ぜ合わせておく。
5.タレとなすを絡めれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?なすは油をたくさん使うし、焼くのが面倒!と思っていた方も、今回のレシピでしたらとても簡単に出来ますよ。また暑い夏に、火を使わないレシピはとても嬉しいですね。10分もかからずに1品出来てしまいますので、あっという時のおかずにも便利です。
そして、夏バテには早めの対策が大切です。少しだるいかな。少し頭が痛いかな。あまり食欲がないかな。と思ったら、初期の夏バテの可能性がありますので、食事を見直したり、休息をしたり、身体を冷やし過ぎないように心がけましょうね。夏バテでなくても、普段からの生活養生はとても大切です。少しの意識で、身体も変わりますよ。そのうえで、簡単!なすのトロトロ漬けもお試しください!