みなさん、こんにちは。食育アドバイザーでプラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、あつーい夏にもおすすめのさっぱりレシピを紹介します。
暑い夏にはこの野菜!
7月6日には小暑を迎えました。小暑とは、文字通り小さく暑いというように、梅雨も終わり少しずつ本格的な暑さが始まる、ということです。
暑い日が続くと心配な症状が『熱中症』です。近頃は、毎年異常な暑さで、外での作業や登下校などがとても心配でもありますね。熱中症対策には、こまめな水分補給がとても大切です。しかし、身体を冷やそうと、氷がたくさん入った冷たい飲み物ばかり飲んでいては、身体の中がキンキンに冷えてしまいます。冷やし過ぎてしまうと、逆に不調が増えてしまうのです。身体は程よく冷ますことが大切です。
では何で冷ませばいいの?と思いますよね。以前から食物には、温める性質がある物と、冷ます性質がある物があるという話をよくしていますね。そこで、身体に熱が溜まってしまった時は、冷ます性質の食べ物を食べたり、飲んだりすると良いのです。食べ物の性質を知っておくだけで、その時の自分の身体に合った、セルフメディケーションをすることができるので、とても便利ですよ。
そこで今回は、冷ます性質がある夏野菜『きゅうり』を使った簡単レシピを紹介します。きゅうりは夏の定番野菜ですね。手軽に食べられるので、よく使う方も多いのではないでしょうか。
暑い夏に出来る野菜は、やはり身体を冷ます性質の物が多いのです。季節の食べ物は、季節の体調に合うように出来ているので、普段から季節のものを食べるといいですね。
五性 涼
帰経 心・脾
きゅうりは薬膳で、水の巡りを良くする食材です。身体にこもった熱をとってくれたり、喉の渇きにもいい食材なのです。熱と一緒に湿もとってくれるので、ジメジメした暑い夏の熱中症対策には、とても効果的ですね。
きゅうりは栄養も豊富なのです。
◯ビタミンK
◯ビタミンC
◯食物繊維
◯カリウム
◯葉酸など
簡単!きゅうりの1本漬け
きゅうりの1本漬け!というと、お祭りを思い出す方も多いかもしれませんね。思い出してみると、お祭りなどの暑い時に冷えたきゅうりを食べると、身体の暑さも冷めて喉の渇きも潤いますよね。そんな夏に食べたくなるきゅうりのの1本漬けは、お家でも簡単に出来るのです。火も使わずに、約5分もあれば出来てしまいますよ。暑い夏には大活躍しそうですね。
きゅうりの1本漬けは、たくさん作っておけば、喉が渇いた時にもパクっと手軽に食べることが出来ます。いつもは余ってしまうきゅうりも、あっという間に無くなってしまいますよ。きゅうりは野菜嫌いなお子様にも人気ですし、また大人のおつまみにも最適ですね。
さらに、暑い夏の水分補給には、塩分と糖分も必要なのです。ですので、きゅうりの漬物は塩と砂糖を使います。きゅうりを1本食べるだけで、熱中症対策に必要な栄養素が全て補えそうですね。
レシピ
材料
塩 適量(塩揉み用)
☆調味料
白だし 大さじ1
ごま油 大さじ1/2
醤油 大さじ1/2
アガベシロップ 大さじ1/2
作り方
1.きゅうりは両端を少し切り、下の写真のようにピーラーで皮を剥く。
2.まな板の上で転がすように塩でよく揉み込み、1度洗う。
3.袋に調味料を全て入れ、きゅうりを漬ける。
4.一晩冷蔵庫に入れて、味が染みたら完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?きゅうりの1本漬けは、とても簡単でほとんど包丁も使わずに、火も使わずに出来るので、暑くてやる気の出ない時にもおすすめです。さっぱりとして、食欲がない時にも食べやすく、夏バテの際にもとてもおすすめのレシピです。
そして、生活では、暑くてもクーラーを我慢して付けないという方がたまにいますが、冷やし過ぎない程度につけるようにしましょう。特に夜は付けない方も多く、夜中に身体に熱がこもってしまい、熱中症になるケースも多いそうです。弱くクーラーをかけておくということも大切ですよ。水分もこまめに摂り、冷たいものはなるべく避けましょう。そのうえで、きゅうりの1本漬けを是非、お試しください!