みなさん、こんにちは。食育アドバイザーでプラントベース子育てをしている櫻井麻友です。今回は、夏の定番!すいかのあの部分を使った、簡単レシピを紹介します。
捨ててない!?すいかの皮
夏に食べたくなる食材と言えば、すいか!という方も多いのではないでしょうか。暑さで火照った身体に、水分たっぷりでひんやりとしたすいかは、とても美味しいですよね。
そんな夏に大活躍のすいかですが、みなさんは『皮』の部分捨ててしまっているのではないでしょうか??分厚い皮は、硬くて味もなく美味しくない!と思うかもしれませんが、少し手を加えるだけでとっても美味しくなるのですよ。
また、皮まで食べることで、生ごみも減り環境にも優しいですし、普段は捨ててしまう物で1品出来てしまうので、お財布にも優しいですね。
そして、捨ててしまっていたすいかの皮は、なんと栄養の宝庫だったのです。もちろん実の部分もビタミンやミネラルがたっぷりで、栄養素は抜群なのですが、皮の白い部分には、さらに栄養が詰まっているのです。シトルリンと言う栄養素は、なんと実の2倍も含まれています。シトルリンは、アミノ酸であり疲労回復に役立ちます。また、血管拡張作用があるので、夏の冷え性やむくみにも効果的です。さらに、夏にダメージを受けやすいお肌を潤し、美肌にも導いてくれるのですよ。そして、成長ホルモンの分泌も促進してくれますので、お子様にも良い食材ですね。
すいかの皮で簡単漬物
今回のレシピは、夏におすすめのさっぱり漬物です。あまいフルーツで漬物!?と思うかもしれませんが、意外と癖になり、美味しいのですよ。私の娘も大好きな1品で、いつもパクパクと食べています。そして、このレシピではなんとすいかの皮だけで、あっという間に1品料理が出来てしまうのです。火も使わないので、暑い夏にはとても嬉しいですね。
普段すいかを食べる際に、塩をかけて食べる方もいるかもしれませんね。塩は夏の身体にとても大切なものなのです。これは美味しいだけでなく、塩分をすいかの糖分と一緒に取ることで、熱中症対策にもなるのですよ。そして、今回の漬物にも塩と砂糖を使います。すいかに含まれるたっぷりの水分と、塩と砂糖で夏の暑さで疲れた身体にもバッチリ合いそうですね。
五性 寒
帰経 心・脾・肺・腎
塩は薬膳で、エネルギーを補い巡りを良くする食材です。胃腸の働きを良くし、吐き気などにも効果的です。
近頃は、塩分カットと良く聞きますが、ほどよく塩分を摂ることは大切なのです。
レシピ
材料
☆調味料
塩 小さじ1(塩揉み用)
白だし 大さじ2
水 大さじ2
アガベシロップ 大さじ1
醤油 大さじ1/2
酢 大さじ1/2
白ごま 適量(お好みでOK)
作り方
1.すいかは白い部分が多い大玉すいかがおすすめ。写真のように食べ終わった皮を使います。
2.すいかの皮の緑の硬い部分を切る。また赤い実の部分がたくさんついている場合は少し取っておく。
3.食べやすい大きさに切る。
4.塩揉みをして少し置く。水分が出たら軽く絞る。
5.袋にすいかと☆の調味料を入れて、よく揉み込む。
6.味が染みたら完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?いつも捨ててしまっていた、すいかの皮で美味しい1品おかずが出来てしまいましたね。食欲が落ちやすい夏に、さっぱりとしたお漬物は食べやすく、箸も進みそうですね。
そして、余談ですが日本は生ごみがとても多く、フードロスが問題になっています。少しでも残食を無くし、食べられるところは美味しく食べることで、私達も環境にも良いことが出来るのではないでしょうか?ひとりひとりが少しずつ考えるだけで、未来は変わっていくと思いますよ。
みなさんも、夏の暑い日にすいかの皮漬物を是非お試しください!