こんにちは!鍼灸師・エステティシャンの山口藍子です。
大寒(1/20)を迎えて、さらに冷えこんできましたね。正常反応でも外気が寒いと手足が冷たくなりますが、「氷のように冷たい」や「手足先が寒くて眠れない」まで冷えている方は要注意です。
冷えは血流が悪くなることでおこる1つの症状なので、栄養が行き渡りにくくなるだけでなく老廃物の排出もされにくくなってきます。
「冷えは万病のもと」と言われるのも納得ですね❄️放置せずしっかりと対策して養生しましょう😊
Contents
なぜ手足は特に冷えるの?(原因)
私たちの身体は心臓から血液が送られて、生命活動に関わる臓器を優先的にカラダの隅々まで行きわたるようになっていて、状況に応じて血管の拡張と収縮を繰り返して循環してくれています。
外気が寒くなると体温を逃さないように血管が収縮するのですが、手足の毛細血管はもともと非常に細く、さらに血液が巡らなくなってしまいます。そのため手足は特に冷えを感じやすいのです。
「冷え」のタイプ別アドバイス
冷えの原因は毛細血管に血液が巡りにくくなる血行不良ですが、なぜそうなるのか?理由は様々あります。
⑴ストレス
緊張状態が続いたり、常にカラダに力が入っている方は交感神経が優位になり血管が収縮することで手足が冷たくなります。
自律神経(交感神経・副交感神経)は背骨を通っているので、背骨のストレッチをして緩めてあげましょう✨
腹式呼吸もオススメです✨
⑵筋力低下
筋肉の収縮と弛緩によってポンプのように働き、四肢末梢の血液を動かしているのですが、運動不足が続くと筋ポンプが低下してしまい血行不良がおきます。
激しい運動は血を消耗してしまうので、全身を伸ばすストレッチからはじめてみてください✨
⑶食生活や生活習慣
冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎ、栄養が偏った食事、ストイックなダイエット、足首やお腹が出ている服装、お風呂に浸からないなどライフスタイルである衣食住によって物理的な冷えを招いている方も多いのです。
この機会にご自身の習慣を見直してみてほしいです✨
お風呂は水圧もかかり血流促進してくれるので5〜10分程度の入浴をして、出た後は足首まで隠れる靴下やレッグウォーマーを履いてみてください✨
⑷血虚
血の流れが悪いのではなく、そもそも血が不足していて循環する力が弱くなっている状態です。
疲れやすい、睡眠の質が低下している、乾燥しやすい、筋肉がつる、目が霞むなどといった時は血(ケツ)が不足しているかもしれません。月経中も然りです。
衣食住には気をつけて、血を養ってあげるお食事をしてください✨特に胃はしっかり休めてあげてくださいね。
お灸で温めてみよう!
お灸は深くまで温めてくれます😌
最近は煙の出ないタイプや香りのいいお灸もあるのでお家でも気軽にできるようになりました♪台座灸であれば火傷の心配も少ないのでオススメです
まずは手先と足先を1本ずつ指でつまんで揉みましょう!(爪を揉むようなイメージ)
そのあとに手の甲・足の甲の骨と骨の間をさすってください。
↑マストではないですがこの工程すると温まりが早いです♪
お灸に火をつけて、4箇所に貼っていきましょう✨
位置はだいたいでOKです!近い部分で押して気持ちいいところにお灸してください
①太衝(たいしょう)
【位置】 足の甲 親指と人差し指の間に沿って止まるところ
②三陰交(さんいんこう)
【位置】 足の内側 内くるぶし指4本分上で骨のキワ
③足三里(あしさんり)
【位置】 膝のお皿から指4本下 骨の外側
④合谷(ごうこく)
【位置】 手の甲 第二指(人差し指)の中手骨の真ん中 骨のキワ