2023年のカレンダーも最後の一枚、12月に入りますね。12月生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。
星読みエバンジェリスト KIHOです。
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バランスが必要な12月のスタート
12月1日、蟹サインの後半度数を進んでいく月と、金星、冥王星の3天体でTスクエアと呼ばれる星の配置を取ります。この3天体が滞在中なのは蟹サイン、天秤サイン、山羊サインといって全て活動宮のサイン。
何かと忙しく活動せざるを得ない配置ではありますが、一方で月のいる蟹サインは家庭的な安心感だったり安全を求めてくるかもしれません。
外との交流を楽しみつつも、この日は予定を詰めすぎないで、ほっと安心できる時間と空間を確保できるようにしておくと良いかもしれません。
冷静と情熱のあいだ
12月2日、水星は射手サインを抜けて山羊サイン入り。大きく広い視野で描いた夢を語っていた方も、今度はそれをどう現実に落とし込んでいくことができるか、周りとの兼ね合いを考えながら現実的に思考していくことになりそうです。
その一方で、射手サインにはまだまだ太陽と火星が滞在中。この日獅子サインを通過中の月と、お昼頃には綺麗なトラインという調和の三角を描きます。火のトラインですから、理想を高く掲げエネルギッシュな気持ちも高まるでしょう。
ただ、射手サインの太陽と火星の合が行き過ぎる時には「自分こそが正義だ」と熱く信じた独善的なものになり兼ねません。戦争など国家レベルにおいても問題ですが、個人のレベルにおいても、悪気はなくともいつの間にか「自分こそが正しい」と頑なになってしまっていないか振り返ることが必要かもしれません。
12月5日、金星が天秤サインを抜けて蠍サイン入りします。外との交流をどんどん積極的に楽しんでいたエネルギーが今度は少し内側へ向かうかもしれません。心を許したごく親しい人との時間を必要と感じたり、自分の内面を見つめ掘り下げる時間になったり。
この金星は、魚サインにいる土星とも、山羊サインにいる水星とも数日間の間、好ましい角度を形成します。特に12月9日あたりは、小惑星も含めてトラインと呼ばれる調和の角度がたくさんできます。数日前に逆行から順行へ戻った海王星の影響もあって、物事がクリアに見えるようになってくるでしょう。金星の示す愛情関係やお金関係において何かしら問題があるような場合は、この時期 きちっとした解決につながりやすくなるとも言えそうです。
自由で伸びやかな印象を受ける射手サイン新月
12月13日 朝8時32分、射手サイン20度(記号は♐︎)で新月を迎えます。
合理的な思考や理論を用いてどんなに考えても分からないような出来事が、ふと全体的に分かるような、腑に落ちるような、そんな感覚を味わう人もいらっしゃるかと思います。
向上心も旺盛な状態で、素直で自由な雰囲気を感じさせる新月です。
海王星とのスクエアという挑戦的な角度は、射手サインと魚サインの共通の支配星である木星がもたらす拡大の影響もあり、少々大袈裟な感じにはなりがちで、嘘やまやかしなどには充分気をつける必要があります。それを差し引いたとしても自由で伸びやかなエネルギーは好意的に迎えたいところです。
この新月を迎えたあと、夕方には水星が逆行を開始します。逆行期間中の事柄に関しては、宇宙レター12月後半で記させてもらうつもりですが、逆行を開始する前のこの新月中に感じたことはどこかにメモっておくと後で参考になることもあるかもしれません。
新月に行いたい種蒔き
自分のホロスコープを読んでみる
さて新月は種蒔きのとき。
全体としてのエネルギーだけではなく、あなた個人のホロスコープにおいて効果的に種蒔きができるようなヒントになるといいなと思い、画像を作成しました。
生まれた時間が分かる方は、良かったらご自分のホロスコープを出してみて種蒔きの参考になさってください。
お生まれの時間が分からない方はハウスを出すことはできませんが、自分は何の天体をどのサインに持っているのかを知ることはできますのでぜひご自身のホロスコープを出して星の世界を楽しんでみてくださいね。
先に記した通り、12月13日、射手サインの20度のところで新月を迎えます。画像を参考に、自分の射手サイン20度が何ハウスに位置しているか確認してみましょう。
例えば画像に出ているホロスコープの場合、(永遠の妖精 オードリーヘプバーン さんのホロスコープです)射手サインの20度は10ハウスに位置していることがわかります。10ハウスはキャリアや社会に向けての公の生活に関するハウス。キャリアに関することで「意図する」「種蒔きをする」のがオススメということになります。
もちろん、ハウスにとらわれすぎず、自由な種蒔きを楽しんでください。ひとつである必要だってないのですから。
例えば私の場合、射手サインの20度は11ハウスに位置するのですが、あと数度で12ハウスに入ります。このような場合、5度前ルールと言って、次のハウスの影響を少なからず受けるのです。私の場合は、11ハウスにありながら12ハウスにもまたがっているようなそんなイメージです。このような場合は、11ハウスと12ハウスどちらでも、あるいは両方に共通する内容で種蒔きをするのがオススメです。
例えばこんな種まき
例えば、こんな風に「意図して種蒔き」してみます。
この新月のエネルギーを活用して、2024年の手帳は「おしゃべりな手帳にしよう」と「意図する」としたとします。実際に起きた出来事やスケジュールだけでなく、心の中の声も書き留められるようなおしゃべりな手帳になるようにという思いを込めて。できる種蒔きとして「この条件を叶えられそうな手帳を購入する」ことかもしれませんし、「友人と始めたプロジェクトに関して毎朝考えたことをメモする」ことかもしれません。
発想は自由です。特に今回の射手サインの新月は自由で伸びやか。どうぞあなたが思うやり方で種蒔きを楽しんでくださいね。
蒔いた種からやがて花が咲き実をつけることを願って。