星読みエバンジェリストKIHOです。あっという間に11月も半ばになりました。2022年も残すところあと1ヶ月半。早いですね。
11月前半からの流れ
前回の「濃い」満月、天王星を巻き込んでの皆既月食、ご覧になりましたか?
社会の色々なシステムへの揺さぶりはもちろん、個人的にも何かしら「目覚め」のような変化を感じた方も多くいらっしゃるかもしれないですね。今はまだ表面化していなくても、起きた変化はいずれ大きなうねりのようなものになって個人や社会にも影響を及ぼしてくるのかもしれません。
集中して深める— 蠍座らしい濃く深いエネルギーが仕事や人間関係、そして家庭においても満ちている期間でありました。
一見、ハードなアスペクトが続いていると思われるような時も天体たちは常に少しずつ動いています。難しい出来事の最中にいる時、私たちはその状況がずっと続くように捉えてしまいがちですが、状況は少しずつ変わっていきます。変えていくことができます。
11月14日のグランドトライン
14日には蟹座、蠍座、魚座という水サインのグランドトラインという正三角形のアスペクトがホロスコープ 上にできます。水サインらしく、気持ちに寄り添い、心を通わせることができそうな配置です。人脈や人との繋がりにも良い影響があるかもしれません。
個人のネイタルチャートとの兼ね合いにより、影響の出る場面や出方にそれぞれ違いはあるものの、水のグランドトラインがもたらしてくれる調和的なエネルギーそのものは地球上のみんなに降り注ぎます。
また内側から湧き出てくるような創造性を感じたなら、ぜひそれを活かすような活動を取り入れてみてください。
14日を過ぎると今度は蠍サインを抜けて射手サイン入りしていく天体が続きます。エネルギーが徐々に射手サインらしくシフトしていきます。
11月24日は射手座新月
前々日の11月22日に太陽は射手サインに入ったばかり。そこで迎える新月になります。
1週間ほど先に射手サイン入りしている金星と水星を合わせるとなんと4天体も射手サインに滞在していることになり、上に記した8日の満月の頃とはまた、ガラッと雰囲気が変わってきます。
今回は蝕を伴わない普通の新月です。
そして、火星や木星、海王星も柔軟サインに位置していて、「こうであらなくては!」といった硬さがなくなり、よりフレキシブルに対応できそう。ただ今度は柔軟過ぎて、自分軸を失い、外からの影響に流されないようその辺りは注意が必要です。
射手サインのシンボルはケンタウロス族の半人半馬ケイロンが携えている弓矢。その弓矢が上を向いているように、射手座は向上心の高い火の柔軟サインです。そして楽観的であまり細かいことは気にしないようなところがあります。スケールも大きく自由な発想も得意です。そんな影響がコミュニケーションの仕方や対人関係にも現れてきそうです。ハウスの関係上、日本の場合は、ネットの世界でも同じような状況が考えられます。
より大きな視点でこれからのことを考えたりするのにもいいかもしれません。
また非常に精神性がクローズアップされそうな感じの配置でもあります。
直感や第六感といったものを感じとり大切にすること。(決して当てずっぽうという意味ではなく、心を落ち着けクリアなマインドを持てた時に見えてくるもの、感じられるものだと思っています)
またそれを今度は論理的にも捉えてみること。
その両方の軸を意識してみることをお勧めします。
また、この日を境に、逆行していた木星は順行に戻ります。停滞していたことがまた動き出すかもしれません。11月前半に苦しみながらも集中して訓練していたようなことが、突然できるようになった!みたいな嬉しいこともあるかもしれません。
木星は、12月20日に牡羊サイン入りするまで、海王星と共に魚サインに位置しています。
魚サインは12星座の最後のサイン。木星は逆行を繰り返したりしながらも、だいたい1年に1つのサインを移動するようなイメージです。魚座の最後にあり、1つの大きなサイクルを終えようとしていることになります。スピリチュアルで慈愛に満ちたこの魚座木星エネルギーは、ぜひクリエイティブなことに生かしてください。
新月とは
ホロスコープのチャートという平面上では、太陽と月が重なっている状態、つまり同じサインの同じ度数に太陽と月がある状態が新月になります。
これから少しずつ膨らんでいく真新しい月が象徴するのは「はじまり」
新月は、これから始まる1つのサイクルを意識して「意図すること」を考え、決めるのに適したタイミング。できれば、それを書き留めておくことをおすすめします。まだ新月は光のない真っ暗な状態なので、実際に動き出すのには、もう少し時間を要するかもしれないものの、新月の間に「意図すること」で波に乗りやすくなります。
「意図すること」が思い当たらなくてヒントが欲しいな、という方は、今回の新月が起こる「射手サイン」管轄のことを思い描いてみられるといいと思うので、以下を参考になさってみてくださいね。
運動の秋、食欲の秋、読書の秋
射手サインはスポーツと縁の深い星座のひとつです。ケイロンが弓矢を携えている姿を想像してもらえればと思いますが、しっかり目標を定めて矢で射抜くのです。運動の秋ですし、よく歩くことやスポーツをすることはオススメです。ただし、しっかりその後のアフターケアを取り入れてあげましょう。射手サインの対応する身体の部位は腰や太ももになります。
また射手座の支配星は木星。木星は肝臓とも対応しています。おいしいものがたくさんある食欲の秋なので、お酒も一緒にすすみそうですが、ほどほどに。
さらに、射手サインはスポーツだけでなく「知の世界の冒険者」でもあります。「海外」や「旅」、その性質から「哲学や宗教」とも非常に縁が深い星座です。読書の秋に「哲学」や「宗教」に触れてみるのもいいかもしれませんね。あるいは海外の作品を展示している美術館や博物館めぐりも自分の中の知的探究心や冒険心を刺激してくれることでしょう。
“Man is free at the moment he wishes to be.”「自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。」
これはフランスの哲学者であり文学者でもあったヴォルテールの言葉。太陽星座を蠍サインの最終度数に持ち、射手サインに水星と火星がある彼らしい格言だなあと思います。
皆さまもどうぞ「自由」な心で、11月後半を元気にお過ごしください。
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