今回は、みなさんの身近に関する、環境のお話をしたいと思います。
コンポストって?
『コンポスト』聞いたことがありますでしょうか?小さい頃、おばあちゃんが生ゴミをお庭に集めて捨てていた、なんて記憶がある方も、いるのではないでしょうか。そうなのです。『コンポスト』は生ゴミを集めて、『堆肥』にすることなのです。
野菜や果物の皮や食べない部分などを、微生物の働きで分解し、発酵させて作る堆肥のことです。昔は当たり前に、各家庭にコンポストがあり、家庭菜園や畑の堆肥にしていたのです。日本古来の暮らしの知恵ですね。
いつのまにか、畑をやる人も少なくなり、便利な世の中になってしまった為、『コンポスト』もやる人が少なくなってしまったのでしょうか。
深刻!?生ゴミの現実、もたらす影響
そこで、コンポストも使わなくなった、現代の『ゴミ』の現状を見てみましょう。
現代は大量消費型の社会と言われています。手軽に食べ物が購入出来、食品産業が盛んになり、特に『生ゴミ』は増える一方ですね。最近の人々には、食べ物や物へのありがたみが、不足してきているのではないかと感じます。
食べきれなかったら、捨ててしまう。賞味期限が切れたら、捨ててしまう。安く手軽に手に入りますし、捨てることは簡単ですね。
昔の人は、自分で家庭菜園をしていた人も多いと思いますし、ひとつひとつの食材を、大切に食べていたと思います。
それだからこそ、自分で一生懸命に作ったものを、簡単に捨てることや、手軽に食べ物が買えない時に、食材を捨てることは出来ないですよね。
現代では、『食品ロス』の問題も聞いたことがありますね。これも、とっても深刻な問題になっています。コンポストと同様に、食品ロスも考えて生活すると、よりいいですね。食品ロスについても、また書きたいなと思っております。
そして、日本の『生ゴミ』の現状は、とても深刻です。
日本は燃やすゴミの量が、圧倒的に世界で1番多いのです。燃やすゴミの中で、生ゴミの量は約40%にもなっており、食品産業が70%、家庭からが30%と言われています。
ゴミを焼却することにより、環境にもたくさんの負担がかかっています。
二酸化炭素の排出
ゴミを焼却する際に発生する、二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つです。
二酸化炭素の排出には、他にも考えなければいけない問題は、たくさんあります。ゴミを減らしてもあまり変わらないのでは?と思う人もいると思いますが、実際に小さくても問題の一つです。小さいこともコツコツと積み重ねる、意識が大切ですね。
ゴミ焼却後の灰
ゴミの焼却後には,大量の灰が残ります。その焼却灰も問題になっています。有害物質ですから環境だけでなく、私達の身体にも毒になりますね。
ゴミ焼却にかかる費用
ゴミを焼却する為には、巨額の経費がかかっています。さらに、ゴミ袋もかなりの金額が、かかっていることは想像できますね。
そこで、ひとりひとりがゴミを減らす為には、コンポストのひとつの手段です。
さらに、ゴミを減らすだけでなく、『まずは物を大切にする』、意識が必要ですね。
目指せ!循環生活
『循環生活』とは、食べきれなかった野菜などのクズを、コンポストに入れて、それがまた野菜を作る為の、肥料になるということです。出来た肥料で、好きな野菜を育てて、美味しく頂く、また、そのお野菜の皮をコンポストに入れる。そうやって、環境を汚さずに、環境に良いサイクルを作っていくのです。
家がマンションだったり、お庭がなかったりすると、臭いや虫が気になる、という人も多いと思います。また、難しいのかなと思っている人もいるかもしれません。
『コンポスト』のやり方はいたって簡単です!毎日の生ゴミを投入する、本当にそれだけなのです!
さらに、『コンポスター』は、最近色々な種類が発売されています。
・段ボールコンポスター
・木製コンポスター
・土中式コンポスター
・電動コンポスター
・密閉式コンポスターなど
私が使用しているのは、LFCというメーカーの、密閉式で袋タイプのものです。
家の中で使用していますが、虫は付きませんし、臭いもほとんどしません。
家族が多く、たくさん食事を作るので、以前は生ゴミが多かったのですが、コンポストをはじめて生ゴミが減るだけで、とてもゴミの量も減りました。
さらに、娘と一緒に、野菜の皮や果物の皮を小さく千切って混ぜています。『生ゴミ』に対して、汚い、臭いなどの概念もないですし、いつも自らお手伝いをしてくれます。循環生活を目で見て、自らの手でやることで、食育にもつながるのではないでしょうか。
物を大切にする気持ちや、作った肥料から、自分で育てた野菜を食べる、お子様の成長にもいいことがたくさんあります。また、肥料から自分で作れば、安心安全の無農薬野菜ができますので、お子様にも、家族の健康にもいいですね。
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