今回は、みなさんの身近に関する、環境のお話をしたいと思います。
プラフリーって?
『プラフリー』最近耳にすることが、増えてきましたね。
プラスチックフリーはその名の通り、プラスチックを削減するということです。
最近では、身近でたくさんの、良い変化が起きています。
皆さんが、1番に思い付くことは、『レジ袋の有料化』でしょうか。それも、プラスチックを削減する目的のひとつですね。
今では、『マイバッグ』が習慣付いてきたのではないでしょうか。
そして、お店などでも目にすることがありますね。
例えば、スターバックスで、プラスチックストローや、プラスチックカップが紙製のものを替わったことも、大きなニュースになりました。
ファッション業界でも、プラスチック廃棄物を使ったシューズや洋服などを手掛けるブランドも、多く出ているほどです。
世界に遅れはとっていますが、日本にも少しずつ『プラフリー』の大切さが、広まってきているのではないかと思っています。
おもてなし大国、日本の現状
日本人は『おもてなし』の心があり、とても丁寧なところが特徴ですが、海外に比べて、時に少しやり過ぎな部分があるという事も現状です。
1番は、やはり過剰包装です。
日本は、世界の中でも、プラスチックの過剰使用国とされているのです。
先程書いたように、コンビニやスーパーに行くと、野菜にしても、お菓子やお惣菜にしても、過剰に小分けにされたものや、パックに入っているのもの、フィルムがしてあるもの、たくさん目にすると思います。
日本国民1人あたり、プラスチックゴミ排出量は世界第2位になっているほどです。
(参照:https://static.orangepage.net/media/news/324/files/puragomi_1017.pdf)
家を見渡して見ても、プラスチックがたくさん目に入るのではないでしょうか。
ペットボトル、洗剤やシャンプーのボトル、子供のおもちゃ、歯ブラシ、ラップなど。
プラスチックを全て無くすことは、不可能に近いとされているほどです。
便利なものには秘密がある
プラスチック削減!と言っていますが、何故プラスチックを減らした方がいいのか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。
プラスチックは、『錆びない、腐らない、そして軽くて使いやすい』という点で、とても普及してきました。
しかし、腐敗しないプラスチックは、自然に分解され、土に還ることはありません。
ですので、燃やすという選択肢しかないのです。それがプラスチックによる、とても大きな環境問題になっています。
プラスチックを燃やすと、有毒ガスが発生することもあり、もちろんたくさんの二酸化炭素も発生しますので、地球温暖化の原因にもなっています。
それならリサイクルをしているから、大丈夫なのでは?と思った方もいますね。
ですが、現状はゴミの70%がリサイクルすることが出来ずに、埋立地行きとなっているのです。
そして、分解されず土に還ることのないプラスチックは、最終的に海にたどり着き、とても深刻な『海洋プラスチック問題』を引き起こしているのです。
SDGsにも『海の豊かさを守ろう』と掲げているので、何となく聞いたことがあるかもしれませんね。
世界の海に存在しているプラスチックは、1億5000万トンと言われており、さらに、年間800トンが新たに流れてくると推定されています。
それにより、美しい海は汚染され、海に住む生き物たちも深刻な被害を受けているのです。
この問題は、とてもここだけでは書ききれませんね。
プラフリー生活の第一歩
そこで、今回ご紹介するものが『エコラップ』です。
先程、日常のプラスチックで挙げましたが、『ラップ』もプラスチックの製品です。
特にとっても便利なラップは、毎日のように使ってしまう人が多いと思います。
私も昔は何も知らずに、便利なラップをたくさん使っていましたが、環境のことを考えるようになり、出会ったのがエコラップです。
エコラップには、種類がありますが、我が家で使用しているエコラップは、『シリコンラップ』というものです。
このシリコンラップは、ネットで購入し、とても長く愛用しています。
2年ほど使用していますが、伸びてしまったり、色落ちしてしまったり、においや汚れがとれなくなってしまうこともなく、今でも問題なく使うことが出来ています。
最近では、雑貨屋さんや100円均一でも、目にすることがありますので、手に取りやすいかと思います。
シリコンラップ以外には、ミツロウラップというものがあります。
ミツロウラップは、ミツロウを染み込ませて作る布製のラップです。
食材を新鮮に保つことが出来、手の温かさでぴったりと密着します。
野菜や果物を包むことも出来る事が特徴です。水洗いして、何度でも使用できます。
そして、シリコンラップは、主に食器にふたをしたい時におすすめです。
また、大根や人参、果物などの切りかけの食材にも適しています。
立体のタイプや平面のタイプがありますが、個人的には立体のものがおすすめです。
伸縮性にも優れていて、フィット感があり、きちんと密着すれば液体もこぼれないほどです。
いくつかのサイズセットになっているので、家庭にあるお皿に合わせて使うことが出来ます。
また、ミツロウラップとの違いは、電子レンジなどで加熱することが可能な点です。
もちろん簡単に洗えて、何度でも使用出来ます。
最近では、ミツロウラップもシリコンラップも、色々なメーカーから販売されているので、是非見てみてください!
ひとつずつでも、ひとりひとりが行動することで、未来が変わるのではないでしょうか。
私も気持ちの方が大きく、まだまだ行動が伴っていない部分もありますが、まずは気づき、そしてひとつでもやってみることが大切だと思っています。ですので、みなさんも是非、お試しください!