こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
『サスティナブル』や『エシカル』最近よく耳にしませんか?
何となく環境に良いなどのイメージがある人が多いのではないでしょうか。
以前よりも『環境問題』が表に出てくるようになり、このようなキーワードを、たくさんの人が聞いたことがあるだけでもとても素晴らしいことですよね。
そうした取り組みがトレンドとして、世の中に出ていくことは嬉しいですし、より若い世代の人にも気付きを与えてくれますよね。それが、また次の世代に受け継がれて、未来を担う子供達が当たり前なものとして、生活してくれたら、未来が明るいものになる気がします。
では、実際どんなものなのか見ていきましょう!
サスティナブルとエシカルの違い
サスティナブルとエシカルってどう違うの?と思っている方は、たくさんいるのではないでしょうか?
はじめは私のそのひとりでした。今からでも、どんな事か分かると、ひとりひとりの行動も変わってくると思います。
サスティナブル
サスティナブルと聞いて、やはり1番印象的なのは『SDGs』でしょうか。
SDGsとは、Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」のことです。
最近、メディアで良く耳にするワードですね。
17個の項目も、見たことがある人も、多いのではないでしょうか。
SDGsの項目からも分るように、サスティナブルな未来とは、環境問題だけではないのです。
地球の自然環境を壊さず、資源も使いすぎず、美しい地球で平和に豊かに、暮らしていけることです。
ですので、貧困や飢餓、人や国の不平等をなくすことや、地球に暮らすすべての人々が幸せに暮らせることも目的としているのです。
環境問題だけに着目した取り組みでは、サスティナブルな社会や暮らしは実現出来ません。
エシカル
『倫理的な』という意味をもつ、エシカルは、人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動のことです。
また『エシカル消費』という使い方をしますが、消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。と書かれています。
(参考資料:消費者庁「エシカル消費ってなぁに?」)
ですので、先程お話しした、サステナブルな社会を作るには、エシカルな考え方や行動が必要なのです。エシカルとサステナブルは、意味は異なりますが、とても深い関連性があるのですね。
ファッション界でのサスティナブル・エシカル
世界中でたくさんの取り組みがされています。
その中で、今回は1番印象深く、問題にもなっているファッション界を参考に見てみます。
サスティナブルでエシカルなものをと、ファッション業界でも、たくさんのブランドが手掛けています。また、嬉しいことに、世界的にも流行していますね。
エシカルファッションとは、先程お話して『エシカル消費』を元に作られる衣類のことですね。
ですので、衣類を作る過程で、地球環境への配慮、生産に関わる人々の配慮、また動物への配慮などがされているということなのです。
近年では、よくニュースにもなったH&Mが印象的でしょうか。
ファストファッションはエシカルとは程遠いと言われていましたが、そのファストファッションの概念を変えたのがH&Mでしょうか。
再生素材を使用した洋服やアクセサリーなどを発売し、今では、ハンガーから棚までは全て再生素材のお店をオープンさせるほどです。
2030年までには、すべての素材を、再生可能な素材に切り替えることを、目指しているそうです。
また、有名なブランドのパタゴニアもエシカルな取り組みをしています。
農薬や化学肥料不使用のオーガニックコットンを使用し環境に配慮していたり、生産者や契約農家が安全に、より快適に暮らせるように、労働者にも配慮した取り組みを行っているそうです。
H&Mとパタゴニアのブランドを取り上げましたが、まだまだたくさんの素敵なブランドがあります。
ネットで調べるとたくさん出てきますので、便利な世の中を有効活用し、みなさんも素敵な選択をしましょう。
私たちが日常でできること
サスティナブルな世の中を作る為に、私には何が出来るのだろう?と思った方、実はとっても簡単なことなのです。
私も以前は、環境のこと、地球の未来のことなんて全くと言っていいほど、考えていませんでした。今となっては、少し恥ずかしいくらいの気持ちです。
ですが、気付いたことがまずはスタートです。
そこから、小さいことでも出来ることはたくさんあります。
まずは、今使っているものを大切にする。ということが1番重要ではないでしょうか。
『大切にする』ことは色々なことに繋がります。
ゴミを減らす
マイバッグ、マイボトルなどを使う(プラスチックを減らす)
節電や節水など
全て『大切にする』とたくさん環境にいいことが出来ます。
そして、その次に何かを消費する際には、出来ればエシカルな消費を心がけるとよりいいですね。
そして、親がやっていることを子供は見ています。聞いています。
冒頭でもお話しましたが、その日常が、子供に伝わり、またその子供に伝わり、未来が変わっていくのです。
今からでも、全然遅くはありません。子供も未来の為にも、ひとつ行動をおこしてみませんか?