kampo labの竹迫朋美です。
働く女性、子育て中のママ、更年期女子、家族のために、自分のために!いろいろな目線で【暮らしに役立つカンタン養生法】をお伝えします。
Contents
忙しい朝はこれで決まり!薬膳ふりかけ
簡単、楽ちんでも、ちゃんと朝ご飯
朝ごはん、普段みなさんは何を召し上がっていますか?忙しい時ほどきちんと朝食をとって1日のスタートをきりたいところです。
魚を焼いたり、卵焼きを作ったり、お野菜もとりたい・・毎日バランスのとれた朝食を作ることができるといいのですが、たまには、カンタン!ラクチン!ふりかけで栄養補給!!煮干しがごろっと入っているので、焼き魚がなくても満足できちゃいます。
今回使用した薬膳素材はこちら、「とうき葉」と「しそ葉」です。
当帰は血を補う生薬ですが、その葉っぱの部分の当帰葉も同じ効果が期待できます。血行不良や、貧血、冷え性、生理不順などにおすすめです。
女性にとっての強い味方、当帰 管理栄養士・国際中医薬膳師の趙みどりです。 今回は女性の健康にかかわる「当帰」についてです。 漢方通に人気の薬草、当帰とは 当帰はセリ科の多年草で、日本各地の薬園で栽培されている植物です。 根が薬用と[…]
しそ葉は、からだを温め、心地良い香りで気を巡らせてくれます。いつも、赤紫蘇が出回る時期に乾燥させて保存しておくのですが、この作業がなかなか大変な割に、乾燥させると嵩が減りあっという間になくなってしまいます。
無添加で、香りもよく、使いたいときにさっと使えるのはすごく便利。スープに入れたり、薬膳茶の素材としてもおすすめです。
当帰葉と紫蘇のふりかけ
当帰葉 3g
紫蘇 3g
ごま 10g
かつお 10g
松の実 10g
A 醤油 大2
みりん 大2
きび糖 小1
水 大さじ2
煮干しをかりっと乾煎りしたあと、当帰、紫蘇、ごま、かつお、松の実も併せて炒める。
あわせておいたAの調味料を加え、水気がなくなるまで煮つめる。
冷蔵庫で5日ほど保存できます。
薬膳味噌玉でお味噌汁も簡単
基本の味噌玉
お味噌汁は、冷凍庫にストックしておいた味噌玉にお湯を注いだだけ!
発酵食品のお味噌も手軽にとり入れることができるのでおすすめです。
鰹粉や煮干粉 大さじ1(なくても大丈夫ですが、入れると美味しく仕上がります。)
お好みの具材をなん種類でもお好きなだけ!
味噌に鰹節や、具材を合わせて1食分ずつ丸め、ラップで包む。
冷凍しておくと1か月くらい保存ができます。
食べる時はお湯(160 cc ~170 cc)を注ぐだけでOK☆(お湯の量はお好みで調整してください)
あられや青のり、黒ゴマをまぶして、お花のお麩を浮かべたり。中に混ぜる具材は、わかめや乾燥野菜、かつおなどお好みで。アレンジ自在です。
味噌玉に向く食材とNG食材
【味噌玉に向く食材】
乾物:鰹節 とろろ昆布 乾燥麩 乾燥ワカメ 青のり 桜エビ ごま 切干し大根 天かす
香味野菜:大葉 茗荷 生姜 長ねぎ 細ねぎ
【NG食材】
豆腐
にんじん、ごぼう、大根などの根菜類 (茹でたものはOK)
じゃがいもやかぼちゃなどのいも類 (茹でたものはOK)
こんにゃく
お味噌汁は立派な『薬膳スープ』
食材がそれぞれ持っている効能を知っていれば、その時の体調と向き合って食材を選ぶことができます。今回ご紹介した味噌玉も、組み合わせる食材でしっかりとからだにアプローチができます。
例えば・・・
桜エビは身体が冷えている時に。青のりやワカメはむくみ解消に。滋養強壮やアンチエイジング効果を期待して黒ゴマをたっぷりまぶしたり(白髪の改善にも黒ゴマは◎です)。お肌の潤いを求めるなら、白ゴマがおすすめ!おなかの調子を整えたいときは、乾燥キャベツをたっぷり混ぜましょう。
こんな風に効果を期待して具材を選ぶのも楽しいですね。具材だけではありません。お出汁の代わりに混ぜ込んだ鰹粉は、気血を補いむくみをとってくれます。煮干粉だとカルシウム強化🦴
薬膳の知恵を活用してからだを整える朝の一杯。お味噌汁は日本の薬膳スープだと思いませんか?
1日のスタートに、ご飯とお味噌汁、栄養たっぷりのふりかけ。今日も元気に頑張れそうです!