みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。今回は、これからの春の季節におすすめの簡単レシピを紹介します!
春は気の巡りを良くしよう!
4月になり、暖かな日も増えてきましたね。暦では、4月4日から清明(せいめい)という時期になり、明るく生き生きとした季節になるのです。そんなエネルギーに満ちる春の季節は、人もエネルギーが旺盛になるのです。ですから、満ちたエネルギー(気)の、コントロールが上手くいかなくなってしまうこともあります。
漢方でエネルギーは『気』であり、気の巡りが悪くなることを『気滞』といいます。
春にこのような症状が起きやすいという方、いるのではないでしょうか?
◯怒りっぽい
◯寝つきが悪い
◯おならやゲップがでやすい
◯PMS(月経前症候群)がある
◯下痢や便秘を繰り返す
◯喉のつまりなど
当てはまる!という方も多いと思います。
そこで今回は、春の気滞症状におすすめの簡単レシピを紹介します。使う食材は、『玉ねぎ』です。今の季節は、新玉ねぎの季節ですね。生で食べても甘くて美味しく、栄養も満点です。普段から玉ねぎは使うという方が多いと思いますので、是非お試しくださいね。
五性 温
帰経 肺
玉ねぎは薬膳で、気血の巡りを良くする食材です。気の巡りを良くするので春の季節にもおすすめで、また気の巡りが良くなることで、胃の働きも良くなるのです。生活習慣病の予防にもおすすめですね。
そして、新玉ねぎは、栄養も満点ですよ。
◯アリシン
◯ケルセチン
◯食物繊維など
実は、玉ねぎには、鎮静効果やリラックス効果があるのです。昔からの知恵で、なんと刻んだ玉ねぎを枕元に置くと、寝つきを良くしたり、安眠効果があると言われています。
これは玉ねぎに含まれるツンっとした香りの成分、硫化アリルの効果なのです。玉ネギ特有の辛味のもとになっているもので、目にしみる原因もこの成分によるものなのですよ。 また、硫化アリル、アリシンやケルセチンも、血流を改善する効果があると言われています。アリシンは更に疲労回復にも良いとされ、ケルセチンは、強い抗酸化作用を持っているので、美容や健康にはとてもいい成分ですね。生活習慣病やダイエットでお悩みの方にも、とてもおすすめの食材です。
丸ごと新玉ねぎ
新玉ねぎは栄養満点ですので、余すことなく食べれたら嬉しいですよね。そこで今回は、新玉ねぎの栄養も美味しさも丸ごと摂れちゃう、簡単レシピを紹介します。
使う食材は、なんと玉ねぎのみ!作り方もとても簡単で、ひと手間加え、あとはオーブンに入れるだけですので、忙しい時もあっという間に出来てしまいますよ。トロトロで甘い新玉ねぎが、ペロっと食べれてしまいます。玉ねぎは辛くて苦手!というお子様もきっと食べてくれると思いますよ。
また、玉ねぎはビタミンB1と一緒に食べると、疲労回復効果などがより期待出来るので、玄米などの穀物と一緒に食べるといいですね。
レシピ
材料
油 小さじ1
塩 適量
お好みでパセリ
作り方
1.新玉ねぎは皮を剥き、上と下を切り、6等分になるように切り込みを入れる。
2.切った玉ねぎをアルミホイルにのせて、油と塩をかける。
3.玉ねぎをくるくる丸めて、180度に余熱したオーブンに30分入れる。
4.出来上がったら、お皿に盛って完成!
※アルミホイルから玉ねぎを出すときに、たくさんの汁が出てくるので注意!
まとめ
いかがでしたでしょうか?切ってオーブンに入れるだけ!とても簡単に、トロトロの新玉ねぎレシピが出来てしまいましたね。トロトロしていてスープのように食べられるので、あっという間になくなってしまいますよ。普通の玉ねぎですと、少し硬かったり、辛みがあることもありますが、新玉ねぎは、辛さや癖もなくとても甘味が強いので、このようなシンプルなレシピがおすすめです。アルミホイルで閉じ込めて焼くことによって、美味しさも栄養も丸ごと摂ることが出来ますよ。
春の季節は、何かと心配事や不安なことも多く、身体にストレスがかかりやすいですので、湯船にゆっくりとつかったり、良い香りを嗅いだり、リラックスする時間を作ると良いですね。それに加えて、新玉ねぎのトロトロ焼きもお試しくださいね!