しそ葉入り薬膳餃子
kampo labの竹迫朋美です。働く女性、子育て中のママ、更年期女子、家族のために、自分のために!いろいろな目線で【暮らしに役立つカンタン養生法】をお伝えします。
春バテとは
温かく過ごしやすい日が多くなってきましたが、まだまだ1日の寒暖差が大きく、嵐のように風が吹き荒れたり。毎日のお天気がジェットコースタ―のようで、からだはそれに一生懸命順応しようと大忙しです。
最近、『春バテ』という言葉を最近よく耳にします。「夏バテ」にくらべてあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、春は、昼と夜の寒暖差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなります。この乱れにより起こる症状はさまざまで、その日によって出てくる症状も違ったりします。体温調節をしようと一生懸命頑張るからだは、実はたくさんエネルギーを使っています。そのため、疲れやだるさ、倦怠感が生じるのです。他にも、めまい、立ちくらみ、肩こり、腰痛、イライラしたり、怒りっぽくなったり、やる気が出ず、うまく感情をコントロールできない。何となく調子が悪い・・・。それは季節の影響を受け、自律神経が乱れて生じる『春バテ』かもしれません。
春は五臓の『肝』の働きが活発になるのですが、この肝の働きがうまくいかないと、精神が不安定になり睡眠にも影響が出やすくなります。気持ちが乱れることにより、胃腸も不調になってしまったり。
春のカラダをととのえるしそ入り薬膳餃子
そんな不調を感じた時におすすめの『焼き餃子』をご紹介いたします。
餃子も立派な『薬膳』です!季節を問わず、ふと食べたくなる餃子。食材の効能を考えて「たね」の材料を組み合わせ、美味しく食べてからだをととのえましょう!旨みたっぷりの餃子は、焼きはもちろん、蒸したり、ゆでたり、揚げたり・・・アレンジは無限です。
しそたっぷりの餃子はいかがですか?しそ葉の香りで気の巡りをよくし、ストレスやイライラ、のどのつかえを改善。紫蘇は胃腸も整え、からだを温める性質もあります。
胃腸の働きを整える
体表から解毒
発汗
材料に使用している、ネギや生姜も同じ効能を持つ食材です。
海老しそ餃子
材料
むき海老 150g
乾燥しそ葉 大さじ2(今回は”Yakuzen Series しそ葉”を使用。生の大葉を刻んで使う場合は10枚分)
白菜 150g
ニラ 1/4束
生姜 すりおろし 小さじ1/2
長ネギ 15g
調味料
砂糖 小さじ1
オイスターソース 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
ごま油 大さじ1
餃子の皮 大判20枚
作り方
むき海老は背わたを取り除き、粗みじん切りにする。(食感が残るよう大きめに切る)白菜はみじん切りにし、塩(分量外)をふり、10分程置いたら水気をよく絞る。ニラと長ねぎもみじん切りにしておく。ボウルに豚ひき肉、塩を入れ粘りが出るまでよく混ぜる。
ねばりが出たら、調味料を加えてよく混ぜる。そこに、海老、白菜、しそ葉、ニラ、長ネギ、すりおろした生姜を加えて混ぜる。餃子の皮にたねをのせ、皮のまわりに水をつけ、ひだを寄せながら包む。
フライパンに油を熱し、餃子を並べ、焼き色がつくまで焼く。
100ccの水を加え蓋をし、弱火で5分程蒸し焼きにする。
蓋を取り、強火で残った水分を飛ばし、フライパンの淵からごま油(分量外)を回し入れ、カリッとするまで焼く。
美味しく食べて自然と整う薬膳
餃子で薬膳?と思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。身近な食材の効能を知っておけば、それらを組み合わせるだけで立派な薬膳です。
今の自分に必要なものは何か、不要なものは何か。そんなことを考えながらスーパーで食材を選んでみてはいかがでしょうか。
これを食べなきゃ!食べさせなきゃ!ではなく、美味しく食べて、自然と整う。これこそ薬膳の基本だと思います。
今回使用したおすすめ薬膳食材はこちら “Yakuzen Series”しそ葉です。