みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、『腸活』におすすめの簡単スープレシピを紹介します。
腸活には発酵食品!
早速ですが、今回も腸活レシピを紹介していきたいと思います。
腸活には、やはり『発酵食品』が効果的と言われていますね。腸内環境を整える為には、善玉菌を増やすことが大切と言われていますが、発酵食品はまさに善玉菌を増やしてくれる食材です。
発酵食品と言うと、色々な食材が思い浮かぶと思います。日本の食材ですと、『納豆』『味噌』『ぬか漬け』などでしょうか。日本の伝統食でもあり、今でもよく食べられているものですね。もちろん発酵食品は、日本だけでなく、世界でも伝統的に食べられているのです。
そこで今回は、日本でも好まれる、韓国の発酵食品『キムチ』を紹介します。
薬膳では、五味五色をバランスよく摂ることが大切とされています。日本料理でも、見た目の色合いをとても大切にしていますね。五色とは、『緑・赤・黄・白・黒』五味は、『酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味』です。なんと『キムチ』は、この五味五色が全て揃ったスーパー食材なのです。韓国でも、キムチは完全栄養食とされており、食卓には欠かせないものです。キムチの発酵パワーのおかげで、韓国の女性はお肌が綺麗なのかもしれませんね。
五性 平
帰経 脾・肺
また、キムチに使う白菜は、薬膳で血を補う食材です。胃腸の調子を整えたり、腸を潤し便秘に効果的なので、腸活にもおすすめです。
そして、キムチは栄養価も抜群なのですよ。
◯ビタミンB1
◯ビタミンB2
◯ビタミンC
◯ビタミンA
◯カプサイシン
◯葉酸
◯食物繊維など
まずは、キムチには豊富な乳酸菌が含まれています。キムチの乳酸菌は、生きたまま腸まで届くと言われています。生きたまま届くことで、腸内の悪玉菌を抑制し、善玉菌を増やしてくれるのです。そのおかげで、腸内環境が整い、免疫力も高めてくれるのですね。
さらに、キムチに含まれるカプサイシンは、唐辛子に含まれる成分であり、代謝を上げる効果があります。ビタミンやミネラルもたっぷりですので、美容や健康にもとてもおすすめですね。
キムチスープ
今回は、簡単にキムチがたくさん食べられるスープにしました。冬の寒い日もスープでしたら、身体がポカポカになりそうですね。辛みがありますが、1人前でもパパっと作れてしまいますので、お昼のおひとり様時間に食べても良いですね。
また、発酵食品は、食物繊維が豊富な食材と一緒に摂ることで、善玉菌をより育ててくれるのです。今回は、野菜のねぎや豆腐の大豆などを一緒に入れることで、より腸内環境に良い組み合わせにしました。
五性 温
帰経 脾・肺
ねぎは薬膳で、気血の巡りを良くする食材です。身体を温めてくれるので、冷える冬場にはとても良い食材ですね。
味噌もまた、日本の伝統的な発酵食品ですので、一緒に取ることでより効果が期待できそうですね。
五性 寒
帰経 脾・腎
味噌は薬膳で、水の巡りを良くする食材です。身体の中の余分な水分を取ってくれるのです。
そして、今回のスープに使うキムチは、食べきれずに酸味が出てしまったもの、賞味期限が近く食べきれないものでも、美味しくスープに出来ますので、無駄にせずに使えますよ。
レシピ
材料
ネギ 半分
豆腐 150g
はるさめ 20g
水 300ml
中華だし 小さじ1
味噌 小さじ1
ごま油 適量
作り方
1.ねぎは斜めに切り、ごま油でしんなりするまで炒める。
2.キムチを入れて、更に炒める。
3.水を入れ、温まったら春雨と調味料を入れる。
4.最後にお豆腐を入れて完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?とても簡単に韓国チゲ風スープが出来てしまいましたね。ピリッとくる辛さが癖になりますよ。ご飯をスープに付けて、一緒に食べても美味しいですし、お好みのお野菜やお肉などを入れて、鍋風にしても美味しく食べられると思います。また、辛さが苦手な方は、最後に少し豆乳を入れてまろやかにしても美味しいですよ。
腸活とは、便秘や軟便の改善だけではありません。毎日はお通じは、身体からの便りと言いますが、目に見えてわかるサインなのですよ。より良い状態のお通じを目指したいですね。そのためには、生活習慣を整え、腸内細菌を増やし、腸内環境を整えていくことが大切なのです。そうすると、自然治癒力も上がり、様々な不調が改善すると思いますよ。
是非、温かいキムチスープもお試しくださいね。