
今回は、やる気が出ない時にも簡単に出来る、さっぱりとした漬物レシピを紹介します。
だるい!と思ったらこの野菜!
しかし、とても気持ちの良い季節なのに、なんだかやる気が出ない!身体がだるくて動きたくない!なんて方、いるのではないでしょうか?
◯気分が落ち込む
◯イライラする
◯憂鬱感
◯不安感など
◯疲れやすい
◯眠れない
◯食欲がでない
◯胃痛や胃もたれ
◯嘔吐や吐き気
◯頭痛やめまい
4月からの疲れが、5月くらいにどっと出てきてしまうのです。緊張の糸もきれて、身体にも心にも影響が出てしまう時期でもありますね。さらに、春の季節は『肝』も影響を受けやすく、イライラしたり情緒が不安定になりやすいのです。そんな五月病には、気を補い、気の巡りを良くすることが大切ですね。
そこで今回は、五月病におすすめの簡単レシピを紹介します。おすすめの食材は、『山芋』です。山芋は、なんと漢方薬でも使われている食材なのです。漢方薬では、山芋の事をやまのくすりと書いて、『山薬さんやく』と言います。山薬は、滋養強壮剤などに使われ、六味丸、八味地黄丸に含まれているのです。
五性 平
帰経 脾・肺・腎
山芋は薬膳で、エネルギーを補う食材です。疲労回復や滋養強壮、元気を付けたいとき、また食欲不振にもおすすめです。五月病などで、やる気が出ない時や疲れやすい時、食欲がない時には、とても良いですね。
◯ビタミンB1
◯食物繊維
◯コリン
◯サポニンなど
アミラーゼは消化酵素で、胃腸薬などにも含まれている成分です。消化を促進し、胃もたれの改善や荒れた胃腸を整えてくれます。五月病では、胃腸の機能が低下し、食欲不振を起こしたり、やる気が起きなくなったりすることが多いのです。胃腸が整うことで、しっかりと栄養素も吸収することが出来、自律神経の整い、身体も心も元気になりますよ。
さらに、ビタミンB1は、エネルギー代謝に関わる栄養素であり、5月病などでも、やる気が出ない時や体力が落ちている際におすすめです。心身ともに疲労を回復してくれますよ。そして、コリンは、血管を拡張する効果があり、動脈硬化や高血圧など、生活習慣病の症状にも良いと言われています。また、記憶力アップや認知症などに効果があるとされています。
山芋のさっぱり漬
五月病などの場合、料理を作る!という気持ちになれない方が、ほとんどだと思います。無理に頑張ろうとすると、返ってまた疲れが溜まってしまいますね。ですので、今回はそんな方でも手軽に出来るレシピを紹介します。作り方はとっても簡単!5分あれば出来てしまいますよ!洗い物も出ませんので、疲れている時には嬉しいですね。とても簡単なのに、ご飯も進み、食欲も出てきます。さっぱりとした味わいですので、これからの季節にもバッチリですね。おつまみや間食にもおすすめです。
また一緒に入れる梅干しは気を補う食材で、生姜は気の巡りを良くする食材です。先ほども言いましたが、五月病には気を補い、気の巡りを良くすることが大切なのです。山芋と梅干しで気を補い、生姜で巡りを良くすることで、より身体がスッキリとしますよ。
五性 平
帰経 肝・脾・肺
五性 温
帰経 脾・肺
レシピ
材料
梅干し 2つ
生姜 小さじ1
☆調味料
醤油 小さじ1
アガベシロップ 小さじ1
酢 小さじ1
和風だし 小さじ1
作り方
1.山芋は皮を剝き、袋に入れる。めん棒などで叩き、お好みの大きさにする。(叩きすぎるとドロドロになってしまいます)
2.梅干しは種を取りほぐし、生姜はすりおろしておく。
3.梅干し・生姜・塩こぶと☆の調味料を全て袋に入れて、よく混ぜる。
4.盛り付けたら完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?食欲がない時にも、今からの暑い季節にも、さっぱりとしているのでおすすめのレシピです。作り方もとても簡単で、洗い物も出ませんので、疲れている時や、気力がない時でも手軽に作れそうですね。
五月病は、病気ではないかもしれませんが、とても辛い症状です。どうしたら良いか分からない方も多いかもしれません。そんな時は、抱え込まず無理をせず、漢方薬局に気軽にご相談くださいね。放っておくと悪化してしまいますし、夏バテなど夏の体調にも影響を及ぼしてしまいます。そして、普段の生活では、冷たいものや脂っこいものは避け、ゆっくりと湯船につかり、たっぷりと睡眠もとりましょう。そして、お食事では、山芋のサッパリ漬けも是非、お試しくださいね。