今回は、寒い冬に特に冷えやすい、お腹を温めるレシピを紹介します。
お腹の冷えは大敵!
寒い日が続いていますが、ご体調はお変わりないでしょうか?特に朝晩はとても冷え込みますね。やはり、冬に1番多いお悩みは『冷え』です。『冷え』はちょっとした不調!と思われがちですが、万病のもとであり、病気の原因も冷えからきていることも多いのですよ。
また、私は冷え性ではない!と思っている方も、意外とお腹を触ってみると、冷たい!という人もいるのです。自分では気付いていなくても、実は身体の中は冷えている『隠れ冷え性』の方、多いのですよ。隠れ冷え性の方は、自分では冷えてないと思っているので冷え対策もせず、何かしらの症状が冷えからきているとは、気付いていないことも多いのです。
いつのまにか冷えていて、冬場はお腹が痛くなりやすい、下しやすいという人もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は、冷えからくる『お腹の痛み』におすすめのレシピを紹介します。使う食材は、調味料には欠かせない『胡椒』です。スパイスの仲間でペッパーとも言われ、色々な種類の物がありますね。今回は、その中でもブラックペッパーを使っていきます。いつもはお料理の脇役ですが、今回はブラックペッパーがメインのレシピですよ。
そんな脇役の胡椒ですが、実はとっても効能があるのです。
五性 熱
帰経 脾・肺
胡椒は薬膳で、エネルギーの巡りを良くする食材です。熱の性質を持つのでお腹を温め、嘔吐や下痢、腹痛などにも効果的です。寒い冬のお腹の冷え対策には、バッチリの食材ですね。
ブラックペッパーは、もちろん栄養素も抜群なのです。
◯ βカリオフィレン(香り成分)
◯ビタミン類
◯ミネラル類など
胡椒はスパイスの王様とも言われているのですよ。ブラックペッパーを少し料理に入れるだけで、香りがとても豊かになり、味わいにも深みがでますね。その香りの成分が、βカリオフィレンなのです。βカリオフィレンは、リラックス効果があり、ストレスやイライラを抑えてくれます。また、幸せホルモンのセロトニンも増やしてくれるのですよ。
そして、胡椒と言えばピリっとする味ですね。そのピリっとする味の元がピペリンという成分です。ピペリンは、胃腸を整える効果があります。また、血管を拡張し、血行を良くするので、特にお腹の冷え予防には最適なのです。
ブラックペッパーレシピ2選
今回は、とっても簡単に出来るブラックペッパーレシピを2つ紹介します。今回は、大人なレシピで、どちらのレシピもピリッとした風味が癖になりますよ。
1つ目は、ブラックペッパーナッツです。お酒のおつまみにも最適なレシピです。お酒によってはお腹を冷やしてしまいますので、このような温めるおつまみを一緒に食べると良いですね。ナッツも身体を温め、血流を良くしてくれるので、冷えにはとても良い食材です。ブラックペッパーとも相性も抜群ですよ。
五性 温
帰経 肺・腎
2つ目は、梅干しペッパーです。混ぜるだけのとても簡単なレシピです。そのまま食べても良いですし、蒸し野菜や茹で野菜に絡めたり、納豆に入れたり、チャーハンやパスタに混ぜたり、色々なお料理に使うことが出来ます。一緒に使う梅干しは、薬膳でエネルギーを補う食材で、胃腸の調子も整えてくれます。血流も良くしてくれるので、冷え対策にもおすすめ食材ですよ。
五性 平
帰経 肝・脾・肺
レシピ
①ペッパーナッツ
ミックスナッツ 100g
塩 少々
油 適量
作り方
1.ブラックペッパーはお好みの粗さにしておく。(ひいてあるものはそのままでOK)
2.お好みのミックスナッツを油で炒める。
3.焦げない程度に炒めたらブラックペッパーと塩を振る。
4.さらに少し炒めたら完成!
②梅干しペッパー
ブラックペッパー 小さじ1/2
すりごま 小さじ1
いりごま 小さじ1
アガベシロップ 小さじ1/2
作り方
1.ブラックペッパーはお好みの粗さにしておく。(ひいてあるものはそのままでOK)
2.梅干しは種を取り除き、全ての材料をよく混ぜ合わせれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?どちらもレシピもとても簡単でしたね。ブラックペッパーのピリッとした味が癖になりそうです。また、ブラックペッパーは色々な種類のものが売っていますが、今回使った粒のブラックペッパーは、つぶす手間がかかりますが、とても香りが高くおすすめですよ。
そして、特に寒い冬場は、食べ物だけでなく身体を冷やさないように、腹巻をしたり、カイロで温めたり、毎日夜は湯船につかるなど、冷え対策をすると良いですね。また、冬は過度な運動は避け、汗をかかないように過ごすことがポイントです。冬に養生を怠ると、春にも不調が出てしまいますので、気を付けましょう!
普段の生活にプラスして、ブラックペッパーレシピも是非お試しください!