今回は、ジメジメとした、今の季節におすすめの食材を使ったレシピを紹介します。
つらい梅雨の季節にはこれ!
あっという間に梅雨の季節になってしまいましたね。ジメジメしていて梅雨は苦手!という方も、多いと思います。
そして、梅雨の季節は何かと不調も多いのです。梅雨の季節は、漢方の五臓で『脾』であり、『湿邪しつじゃ』が関わってくるのです。
東洋医学でも、梅雨の季節は『湿』がたまりやすく、水の巡りが悪くなりやすいのですが、その中でも、胃腸などは『脾』と言って、『湿邪』に侵されやすい器官なのです。『水』が滞ると、胃もたれや食欲不振など、胃腸の不調が出てきてしまいますね。
とくに、『胃腸』は弱りやすく、元々胃腸が弱い日本人には大敵の季節なのです。
そんな梅雨の季節は、ちょうど暑くなり始め、夏野菜がとれ始めますね。暑いと冷たい飲み物を欲しますし、夏野菜や夏の果物も食べたくなりますよね。ですが、そこはグッと我慢をして、生もの・冷たいものを摂らないように、注意が必要ですね。(夏野菜の中でも、冷えないものもあります!)身体が冷えて、さらに巡りが悪くなってしまいますよ。常温、または温まる食材を取り、養生しましょう。
そこで、今回おすすめする食材は『ピーマン』です。
以前は、おろしピーマンのレシピを紹介しました。
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五性 温
帰経 肝・心・脾・腎
ピーマンは薬膳で、気の巡りと血の巡りを良くする食材です。また、梅雨の季節に崩れやすい『脾』にも、作用する食材です。イライラした気持ちを抑えてくれたり、胃腸の健康にもおすすめですね。また、夏の食欲不振にも効果的です。
栄養素ももちろん豊富です。
◯食物繊維
◯β-カロテン
◯ビタミンC
◯ビタミンP
◯ビタミンE
◯クエルシトリン(苦味成分)
◯ピラジン(香り成分)など
ピーマンと言えば、『苦味』のイメージですね。お子様が苦手!という声もよく聞きますね。
その苦味である、クエルシトリンという成分が、弱った胃腸を助けてくれる働きがあるのです。さらに、胃壁の炎症も抑えてくれるのです。さらに、利尿作用がある為、身体の水分の巡りも改善してくれるので、梅雨の季節の不調には効果的ですね。
そして、ピーマンの独特の香りが、ピラジンという成分です。ピラジンは、血流を良くし、リラックス効果があります。冷えや肩こり、イライラや不安感などにも良いとされているのですよ。
ピーマンレシピ2選
今回は、5分もあれば出来てしまう、簡単すぎるピーマンレシピを2つ紹介します。工程も少なく時短にもなりますしので、忙しい時の1品おかずにもおすすめですよ。そして、ピーマンだけなのにとても食べやすいので、あっという間に、1袋食べられてしまう美味しさです。
①ピーマンのマヨ味噌和え
材料
にんじん 1/4
いりごま(お好みでトッピングに)
☆調味料
マヨ 大さじ2(レシピでは豆乳マヨネーズを使用)
味噌 小さじ2
すりごま 小さじ1
作り方
1.ピーマンとにんじんを細切りにしを軽く茹で、茹で上がったらしっかりと水を切っておく。
2.☆調味料を合わせて、ピーマンにんじんを入れて和えれば完成!トッピングで胡麻をかけてもOK!
②塩昆布ピーマン
材料
塩こぶ 適量
油 適量
作り方
1.ピーマンは細切りにし、フライパンに油を入れよく炒める。
2.火を止めて、塩昆布を適量入れ混ぜれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか。塩こぶ炒めなどは、定番かもしれませんね。時短料理でお弁当にも使えて、とても便利で美味しい1品です。子供でも食べやすいので、私の娘もたくさんピーマンを食べてくれますよ。
また、2品ともピーマンだけあれば、簡単に作れるので、あっという時の1品おかずにもおすすめです。(マヨ和えもにんじんを入れずにピーマンだけでもOK)
梅雨の季節には、胃腸がとても崩れやすいですので、胃腸に優しいピーマン料理を是非お試しください!