こんにちは。桜が散ったと思ったらまるでバトンタッチをするかのようにハナミズキが満開。春の幸せを感じています。星読みエバンジェリストKIHOです。
金星は交流を楽しむ双子サインへ
数日前に遡って11日の夜遅く、金星が牡牛サインから双子サインに移りました。「双子サインの金星」と聞いて真っ先に浮かぶイメージは、ウィットに富んだ会話!
風のサインらしく、交流し意見を交わすことを楽しむ双子サインに金星がやってきていますので、このエネルギーを大いに利用して、交友関係を広げるのもとてもいいでしょう。好奇心が強くフットワークの軽い双子サインですから新しいものへの興味も膨らみやすい期間となりそうです。
牡羊サインの総決算・変化は避けられないパワフル新月
「あれ、また牡羊サインでの新月?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなんです、先月3月22日の新月も牡羊サインで起こりました。前回は牡羊サインの0度という初期度数だったのですが、今回の新月は4月20日13:13に牡羊サインの最終度数29度で起こります。
珍しいのはそれだけではありません。今回の新月は日食であるということ、しかも地域によっては金環皆既日食という珍しい形で観測できるとのことです。
日本の場合は、南西諸島、九州南部、四国南部、近畿南部、伊豆半島~房総半島、小笠原諸島などにおいて部分日食の観測ができるようです(13時30分~15時ごろ)
少し占星学の専門的な話になってしまいますが、日食が起こる時のホロスコープは太陽と月の近くにノースノードかサウスノードと呼ばれる感受点が位置します。ホロスコープチャートが示す内容が普段の新月よりも強く長い影響として表れやすいのです。およそ半年先くらいまでの大きな流れ、社会全体としての未来に関係してくる新月と言えそうです。
さて、どんな日食図になっているのでしょうか。
新月のそばには拡大の星・木星がいて牡羊サインを強調しています。牡羊サインのネガティブな面が出てしまうと、せっかちで怒りやすくなったり断定的になってしまいがちです。そうではなくて、積極性や行動するパワーといったポジティブなエネルギーとして活かしていきたいところです。
今回の日食の大きな特徴が冥王星とのハードアスペクトです。先述したノースノードとサウスノードを巻き込んでのハードアスペクトを形成しています。
冥王星が意味する「破壊と再生」が起こり続けることを示唆しているようでもあります。崩壊していく姿の方ばかりに目を向けていると、それは時に恐怖を引き起こします。冥王星は決して破壊だけではなく、同時に再生を意味しているのです。しかも日本の日食図の場合は、国民を示すアセンダントと今回の日食のポイントが調和の角度を成していて安定をもたらしてくれているようでもあります。
怖がらなくても大丈夫、新しく作り上げていく世界に、私たちがいかに愛や優しさをもたらすことができるか、そしてワクワクするような世界を作っていくことができるか、そのためにも一人一人が感じる幸せはとても大切だと思っています。
“Love is action. It isn’t just talking, and it never was. We are born with the ability to love; yet we have to develop it like we would any other muscle.”
「愛は行動なのよ。言葉だけではだめなの。言葉だけですんだことなど一度だってなかったわ。私たちには生まれたときから愛する力が備わっている。それでも筋肉と同じで、その力は鍛えなければ衰えていってしまうの」
これは、 オードリー・ヘプバーンの言葉です。世界中で愛された女優さんであり、貧しい国の子どもたちのために尽くされた方でもありました。
「こうなるといいな」と願いイメージすることはもちろん大切だけれど、そのための行動を起こさなければ!ですよね。
心に栄養を与えるために
今回のパワフルな日食、そして冥王星が水瓶サインに一時的に移動してきている今、ぜひ一度、自分に問うてみて欲しいこと- – –
それは、「あなたが本当に好きなこと、魂が喜んでいるなと感じること」 とはなんですか?というもの。
もしそれを思いながらも行動に移せず、鬱々と過ごしていらっしゃる方がいらっしゃるのだとしたら、1週間のうち数時間でもいいから、何か心が喜ぶことに携わってみることをおすすめします。一人で、というのももちろんいいのですが、自分らしくいられる活動が共にできる、あるいはコラボしたりシェアしたりできるような居場所・コミュニティを見つけてみるのもとても良いと思います。
ぜひ「自分を見つめ」「行動を起こして」心に栄養を与えてあげてください。
水星逆行中は確認を怠らず時間にも余裕をもって
この日食の翌日から、水星が逆行を開始します。期間は、5月15日までの約1ヶ月弱です。
水星の逆行中は一般的に、交通トラブルが起きやすい、ATMや機器などのシステム障害が起こりやすいなどと言われます。
決して恐れる必要はないのですが、いつも以上に心と時間にゆとりを持って行動したいところです。そして大切な書類や手紙などを書く時はいつも以上にしっかりと確認を。メールの誤送信にも注意が必要です。
何かを決定しても再考することになりやすい時期でもあります。急ぎの件でないならば、5月15日まで熟考し、水星逆行が明けた5月16日以降に決定するのも良いかもしれません。
ただしもちろん、これは今だ!というものにはタイミングを逃すことなく、注意深く確認して決断してくださいね。