華やかなイルミネーションが心躍らせる季節ですね。と同時に、もう1年が終わってしまうのかと一番焦りを感じる時かもしれません。
いかがお過ごしでしょうか。星読みエバンジェリストKIHOです。
よく頑張りましたよね、この1年。
なんと変化の大きい一年だったことか、そんな中でもやれることをやりながら毎日を生きている私たち。これを読んでくださっている皆さま、どうぞご自分に自信を持って「よく頑張った私。お疲れさま。」と言って差し上げてください。
あれもできなかったこれもできなかったと嘆くより、今年得た感動を思い出し感謝の気持ちで2023年を気持ちよく締めくくりたい、そんな風に思っております。
水星逆行は怖くない。
12月13日から来年の1月2日まで水星が逆行します。
逆行というのは、地球から見た水星の動きが、「留」と言って一旦停止し、12星座の道を今度は反対に戻っていくように見える動きのことを指します。
逆行を始める前と、逆行から順行にまた戻る前の「留」の期間、すなわち動きのない期間も含めてだいたい12月12日頃から来年の1月3日くらいまで当てはまる水星逆行期間について考えてみたいと思います。
水星逆行という言葉が随分と独り歩きしてしまって、必要以上に「不吉」に捉える方もいらっしゃいますが、そこまで怯える必要はありません。1年に何回も起こっていることなのでそうそう怯えてもいられません。確かにその時々で影響を受けやすい人とそうでもない人がいらっしゃるのですがいずれにしろ、私たちの柔軟性が問われる期間かなと思っています。「こうでなければ」とガチガチでいると、苦しいものになるので「時間と心に余裕を持って」過ごしたい期間とも言えます。
水星逆行期間中は、全く新しいものを取り入れる、というよりも 見直し、整理するエネルギーに近いと思います。例えるならメールボックスや手帳の中を整理するようなイメージでしょうか。
書きかけのアイディアだったり、誰かとの途中までのやりとりだったり、やりかけたままになってしまっていたな… みたいな事柄に立ち返ってもう一度考えて、必要なら連絡を取って、その上で取捨選択するようなそんなイメージです。
水星が象るのはコミュニケーションの他にも交通、旅などがあります。
そこで逆行が起こるということは、具体的には、交通機関に遅れが生じたり、ATMやインターネットなどにも支障が出たりしやすいと考えられています。時間と心に余裕を持っていたい所以です。
また今回の水星逆行が起こる度数は、山羊サイン8度〜射手サイン22度まで。
ご自分のホロスコープをお持ちの方はチェックしてみてください。この付近に個人天体をお持ちの方は特に、影響を感じやすいかもしれません。重要な変更ごとは避けておいた方が無難です。
でも今回の水星逆行、楽しみな部分もあるんですよ。
現在射手サインの27度付近にあると言われているギャラクティックセンター (銀河の中心)と言われるポイントを、水星が逆行することでもう2度通過することになります。(気になる方は銀河中心やGalactic Centerという語で調べてみてください)大きなエネルギーの送受信口とも言えるポイントを通過するため、何かメッセージを受け取ったり、必要な軌道修正が自然と起こるような現象があるかもしれません。しかも1度目はちょうどクリスマス頃。素敵な宇宙からのプレゼントになるかもしれませんね。
喜びを感じる冬至図
12月22日、冬至を迎えます。1年で星空を一番長く楽しめる日とも言えそうです。暖かくして夜空を眺めるのも楽しいかもしれません。星空を眺めた後は、ぜひゆっくり柚子湯につかって温まってくださいね。
宵の時間帯には南の空に木星が見えるはず。冬至の日はそこに月が寄り添います。
ホロスコープの話をしますと、22日12時27分、太陽が山羊サイン0度に入ります。このタイミングで出したホロスコープを冬至図と言うのですが、日本の場合は首都の東京にセットしてこの冬至図を出します。春分までの約3ヶ月を大まかに読み取るホロスコープなのですが、なんと嬉しいことに、1ハウスに月と木星が寄り添っています。日本国民にとって何かしら喜ばしい雰囲気が漂います。
太陽と月・木星が地のトライン、そしてこれらが土星とセクスタイルという好ましい配置もあり、気持ちも明るくなります。
気になる点は、金星と天王星のタイトな180度、オポジションと言われるアスペクトです。サインからみても経済関係でしょうか、変化に上手に対応していく姿勢が求められそうです。
また火星と海王星がスクエアという葛藤の角度を取っています。やる気も行動力もあるけれど、なんだか本当の目的が曖昧になってしまったり臆病になってしまったり、なんてことがあるかもしれません。一方、金星と海王星は綺麗な水のトラインを作っています。
2023年最後の満月は蟹サインで
暮れも押し迫った27日、月を守護星に持つ蟹サインで満月を迎えます。感受性豊か、あるいは感情が溢れ出すような方もいらっしゃるかもしれません。
日本の図では5ハウスに満月が位置しています。芸術や娯楽、あるいは子どもにスポットが当たる出来事があるかもしれません。
土星とはトライン、木星とはセクスタイルという好ましい位置関係は嬉しいのですが、射手サインでくっついている水星と火星が、魚サインにいる海王星とタイトにスクエアという挑戦の角度が気になります。何かしら誤解があったりして突然スイッチが入り爆発してしまうとか、はっきりしない情報に踊らされ、怒りが突然沸点に達するとか、とにかくスイッチが急に入りやすいところがあります。どうか冷静にコミュニケーションを取ることを忘れずに過ごされることをおすすめします。年末に怒りのエネルギーは避けたいですよね。
満月のある蟹サインは水のサイン。それこそお風呂に浸かってふーっと1年の疲れを癒してあげてください。自分に必要なくなった感情は、そっと手放しましょう。
2023年、宇宙レターをお読みくださりありがとうございました。2024年もまたこちらで皆さまにお会いできますことを楽しみにしております☆
皆さまどうぞ よいお年をお迎えください。