空が高く感じられ、すっかり秋になりましたね。こっくりとした深い色合いがとても美しく感じられます。
星読みエバンジェリスト KIHOです。
ここ最近特に、地震の「揺れ」を始め、政治・経済面などの大きな「揺れ」に不安を感じている方が多くいらっしゃるかもしれません。
「知る」ことは大切、情報を全て鵜呑みにせず自分の頭で「考える」ことも大切、現実的に「できることをする」ことは大切だと思いますが、スマホやテレビからひっきりなしに流れてくる情報に、疲れきってはいないでしょうか?自分でも気づかぬ間に、恐怖や怒りで心が占領されてしまってはいないでしょうか。
意識的に画面から離れて、秋探しを楽しもうと思っております。
前回の宇宙レターでも記した通り冥王星が順行に戻りました。
今までどうにも動かなかったことがここに来て急に動き出した感覚を味わっていらっしゃるかもしれません。
29日満月までの宇宙模様
10月29日に満月を迎えるまでの天体たちの動きを見てまいりましょう。
20日から22日頃にかけて、天秤サインで重なっている太陽と水星が、山羊サインの冥王星と葛藤を生みやすい角度になります。良くも悪くも「言葉が強くなりがち」です。世界においても個人レベルにおいても何か強めの宣言をしがちかもしれません。
金星は乙女サインを進行しながら、牡牛サインの木星とトラインという120度の調和の角度に近づいていきます。22日にはこれがぴったり120°となり、豊かさを感じさせる状態です。何かポジティブなことが拡大しそうな嬉しい配置でもあります。
10月27日は十三夜
十三夜とは旧暦の9月13日の夜のことを指しますが、この日に見える月というのは、中秋の名月として知られている旧暦の8月15日(十五夜)の月と並んで名月とされています。
昔の日本人は、満月までいかない少し欠けている月にも趣を感じていたのかもしれませんね。
部分月食を観察されるなら
10月29日の早朝 5時24分に牡牛サインで満月を迎えます。
そして今回はほぼ日本全国で見ることができる部分月食という現象が起きます。
少しずつ月が欠けていく様子が見える月食、食の始まりは4時35分頃、5時14分に食が最大になります。(月の直径の約12.8%が欠けるそうです)そして食の終わりは5時53分頃。早起きができそうな方はぜひ空を見上げてみてください。ただし、月の高度がかなり低いため、西の空が開けた場所でないと観察するのが難しいと思います。
牡牛サイン満月(部分月食)が示すこと
今回の満月ですが、月を含む3天体が牡牛サイン、太陽を含む3天体が180度反対側の蠍サインに位置していて、この180度の軸がピーンと張って緊張しているような状態にも思えます。お金、経済面にまつわる変化も気になります。
またこの6天体は全て不動宮に位置するという非常に堅い印象を受けます。
地質的、経済的な揺れがたとえ起きたとしても、柔軟な姿勢を忘れずにいたいところです。
蠍サインにいる火星は静かに闘志を燃やし何かを突き詰めているような印象です。満月の光のもとで明るみになる出来事もありそう。またそばに水星と太陽、向かい側には月と木星がありますから、自分の拡大する信条に基づいて「闘います!」といったエネルギーも感じます。
ただし、「目には目を歯には歯を」的な闘いは決して何も生み出さないことを、私たちは忘れてはいけないでしょう。
満月のセルフケア〜自分の五感を喜ばせよう〜
満月は、収穫の時であると同時に、もはやあなたにとって必要のない感情、あるいは関係を手放す時でもあります。
牡牛サイン上で感情を表す月のそばに拡大の星・木星があり、どんな感情も拡大されやすい時。同じ拡大させるならば「愛」に溢れた感情を増幅させていきたいですね。
牡牛サインは五感の感覚に優れています。
「自然からできた質の良い材料を使ってお料理してみる」とか 「香りの良いオイルやローションを使ってマッサージをしてみる」 とか 「自然の中で裸足になって大地のエネルギーを感じてみる」のも良いでしょう(冷えすぎないようにね)
ポイントは、あまり複雑にしないこと、シンプルで良いから質の良さを意識して自分の五感を楽しませてあげることです。
素敵な満月をお過ごしください。