2月3日は節分でしたね。皆さん豆まきはされましたか?節分は元々、季節の変わり目のことを指すため春・夏・秋・冬と4回ありますが、日本では春は1年の始まりとして大切にされていたため、邪気や悪いものを落として新しい年を迎えようと、冬と春を分ける立春の前日だけを節分と呼ぶようになったといわれています。今年は立春が2月4日であるため2月3日が節分ですが、昨年は2月2日が節分だったこと覚えていますか?
節分には福豆を撒きますね。なぜ豆なのかご存じですか?所説ありますが、「魔滅(魔物を滅ぼす)」に通じていると言われていたり、穀物には魔除けの力が備わっていると言われていたりしたことから豆が撒かれるようになったようです。今回はその大豆のアレンジレシピをご紹介します!
大豆は完全栄養食
豆は炭水化物とタンパク質に富み、エネルギー源として欠かせません。カルシウム、カリウム、ビタミンB1、食物繊維などもバランスよく含んでいるため、完全栄養食と呼ばれることもあります。特に大豆は、他の豆類と比較してタンパク質と脂質を多く含み、そのたんぱく質の量はお肉に匹敵するほどであるため「畑の肉」と呼ばれています。その為、お肉の代用品として大豆ミートも様々な種類が出回っていますよね。その他にも大豆に含まれる成分はとても体に良い効果をもたらすと言われています。
大豆サポニン:脂質の吸収を抑制したり、抗酸化作用により脂質の代謝を促進したり、肥満防止の効果も期待されます。
残った福豆活用術
豆まきをした後、福豆って残りがちではありませんか?今回はそんな福豆のお料理への活用レシピをご紹介します。
大豆出汁
出汁と聞くと、昆布やシイタケ、サバやカツオが一般的ですが、精進料理では大豆出汁を使うこともあります。大豆出汁は通常、生豆を炒ってから使いますが福豆は既に炒ってあるためその手順は不要です。
材料
熱湯:200ml
作り方
- 福豆をボールやタッパー、鍋などの容器に入れます。
- ①へ熱湯200mlを注ぎます。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、半日ほど放置。
とても簡単なレシピですが、出来上がった大豆出汁は大豆のいい香りがします。
この出汁を使ってお味噌汁や野菜の煮物、高野豆腐の煮物を作ると、とても優しい味になりますし具材として入る野菜といいバランスが取れて味わいが深くなります。大豆のにおいが気になる場合は福豆の量を少し減らしたり、熱湯の量を増やしたりすると良いと思います。
出汁をとった大豆はまた違うお料理へ使えます。ひじきの煮物、お味噌汁の具材、炊き込みご飯、大豆の甘辛煮にしても美味しいです。また、熱湯を入れて半日置いているため既に柔らかくなっていますので、サラダの具材としても使えます。
福豆のグラノーラバー
福豆の食感を活かしたグラノーラバーです。食物繊維たっぷりでお腹にもたまるので、小腹が空いた時のおやつに最適です。
以前ご紹介したみりん粕を使ったレシピです。
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材料
福豆:30g
オートミール:60g
全粒粉:30g
メープルシロップ:大さじ4
みりん粕:40g
こめ油:大さじ3
塩:ひとつまみ
ドライフルーツ:適量
作り方
- みりん粕は手でほぐしてボールに入れる。
- ①にメープルシロップ、こめ油を入れてみりん粕とよく混ぜる。この時なるべくみりん粕を細かくする。
- ②に福豆、オートミール、全粒粉、塩を加えよく混ぜる。
- 良く混ざったらドライフルーツを加えさらに混ぜる。
- ④を天板に広げる。(厚さ1cmくらい)
- 180℃に余熱したオーブンで15分程度焼く。
- 焼きあがったら冷まし、冷めたら手で適当な大きさに砕く。
・お使いの機器によって焼き時間は異なることもあります。また、みりん粕やドライフルーツは焦げやすいです。焼き色を確認しながら焼き時間は調整ください。
・油はココナッツ油や菜種油でも代用可能です。
・全粒粉はアーモンドプードルや薄力粉などでも可能です。
・甘めが好きな場合はメープルシロップを多めにしたり、ドライフルーツを多めに入れたりしてください。
病みつきになる美味しさで、もう1つ、もう1つと手が伸びてしまいます。
是非、豆まきで残った福豆で作ってみてください。