みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、余りがちなあの食材を使って、大人も大好き簡単おやつのレシピを紹介します。
冬至、お正月にはあの食材
冬の季節も半ばになり、とても寒い日が続きますね。
12月22日に『冬至』を迎え、いよいよ寒さもこれからが本番だなと、感じた方も多いのではないでしょうか。
そして、お正月も間もなくやってきますね。
そこで、『冬至』や『お正月』によく使う食材ありませんか?
12月の冬至の日には柚子をお風呂に入れますね。また、お正月のおせち料理にも柚子を使うことが多いと思います。
しかし、柚子メインのお料理はなく、意外に余りがちな柚子。
今回はそんな柚子が、たくさん食べれちゃうレシピをご紹介します。
柚子は夏と冬に旬の季節が2回あり、冬の旬は10月〜12月でまさに今が旬なのです。冬至にお正月、昔から使われてきたのですから、旬であり身体にも必要ということですね。
五性 涼
帰経 肝・脾
柚子は薬膳で、エネルギーの巡りを良くする食材です。胃の不調にも良く、食欲がない際もおすすめです。
また、ストレスなど自律神経が崩れやすい時にも、効果的ですよ。
◯ビタミンE
◯クエン酸
◯ペクチン
◯β-カロテンなど
☆香り成分
○ユズノン
○リモネン
○ピネン
○シトラールなど
まずは、1番多く含まれる栄養素は、ビタミンCですね。柚子のビタミンCは、実よりも皮の方が栄養価が高く、4倍近くになるそうです。また、ビタミンCと言えばレモンを思い浮かべますが、柚子にはレモンの3倍以上のビタミンCがあるのです。みなさん、ご存じのようにビタミンCには、風邪予防や疲労回復、美肌効果があります。
酸味の成分であるクエン酸も、疲労回復効果があり、さらに骨を丈夫にする効果もあるのです。
また、ペクチンは食物繊維の一種であり、整腸作用、コレステロール値や血糖値を抑える効果もあるそうですよ。
そして、冬至には柚子湯に入りますが、柚子は爽やかな香りが特徴的ですね。お風呂に入れることで、とてもいい香りがしリラックス出来るのではないでしょうか。
実は、その香り成分がアロマテラピーでも注目されるほど効果的と言われているのです。香り成分の中でも、独特の柚子の香りはユズノンによるものです。ユズノンは、イライラを抑え、気持ちを落ち着かせ、リラックス効果・安眠効果もあるそうです。また、殺菌抗菌の効果や血行促進、食欲増進とたくさんの効果がありますよ。
良い香りは食べるだけでなく、お料理をする時から効果が期待できそうですね!
柚子ピール
先ほど紹介した香り成分は、柚子の皮に多く含まれています。ですので、今回は柚子の皮を使っておやつを作りたいと思います。
柚子と言うと、苦味が強く苦手な方が多く、さらにお子様はあまり食べたがらない、というイメージありますよね。
しかし、今回のレシピの柚子ピールは、苦みも少なくとても食べやすいですので、是非挑戦してみてください。
レシピで使う食材は柚子とお砂糖のみです!また、今回のお砂糖は、きび砂糖を使いました。
きび砂糖は、精製されていない薄茶色のお砂糖です。白砂糖と同じさとうきびから出来ていますが、精製されていないので、カルシウムやたくさんのミネラルが含まれていますよ。きび砂糖以外でしたら、ビートから採れる甜菜糖もおすすめですよ。
白砂糖は、栄養価も少なく身体も冷え、さらに中毒性がありますのでなるべく避けると良いですね。
レシピ
材料
砂糖 50g
最後にまぶす砂糖 適量
作り方
1.柚子は実を外し、皮の部分を細長く切る。(16等分くらい)
2.柚子を3回茹でこぼす。1回に付き5分程度。
3.水を切り4回目はお砂糖を入れて、水分がなくなるまで煮る。(焦げないように注意!混ぜながら)
4.110度のオーブンに約1時間入れる。
5.出来たら最後にお砂糖をまぶして完成!
いかがでしたでしょうか。残った実の部分は、絞ってシロップやはちみつを入れて、お湯で割り飲んでも美味しいですよ。風邪予防や咳、喉の痛みにもおすすめです。まるごと無駄なく頂きましょう!
材料は柚子と砂糖のみですので、手軽に作れますよ!日持ちもしますので、作っておけば食べたいときにすぐに食べられます。是非お試しください!