冬の養生、五臓の「腎」の働きとは
冬はエネルギーを蓄え、春に向けて気力や体力を備える季節。
寒さで免疫を落とさないように冷えないお身体づくりがポイント! エネルギーを蓄える働きをするのが「腎(じん)」です。
腎は精(せい:エネルギー源)を蓄える。 ここでいう、精(エネルギー源)とは、
腎は生きていく上で必要不可欠なものを親から受け継ぐ「先天の精」、
食べ物や空気から得る「後天の精」に分けられます。 先天の精とは、成長、発育、生殖に関係してきます。 精が不足すると、発育不全、無月経、白髪や記憶低下、足腰の弱りなど老化減少が出てきてしまいます。
そこで、良いのが、「クルミ」。
冬に腎の働きを助けることで生命力をたくわえ、エイジングケアに繋がります。
また、血行をよくし、温める働きのある黒糖を使うことで、冬の養生になります!
クルミ、黒糖の薬膳
《クルミ》クルミ
帰経:腎・肺・大腸
腎を補い、肺の働きをよくする。
足腰を強化し、肺の潤いを助ける。喘息もちの方、大腸を潤すので便秘がちな方におすすめ。
お腹がゆるんで下痢しやすい方は控えめに。
《黒糖》
帰経:肝・脾・胃
血行を良くしお腹を温め、補血できる。
冷えからくる月経痛や不正出血などにもおすすめです。
月経周期に合わせ生理後半に補血したいときにもおすすめです。
レシピ
材料
クルミ200g
黒糖150g
水少量
作り方
①クルミをフライパンで香ばしい匂いがでるまで炒り、いったんフライパンから出します。
②フライパンに黒糖を少量の水で沸騰させないように溶かします。
③黒糖が溶けたら、クルミを戻し入れ、黒糖がクルミに絡むように混ぜながら黒糖の水分を飛ばします。
ここでも沸騰しないようにしてください。
④水分が飛ぶと、クルミに黒糖が絡み少しずつ粉をふいたような仕上がりになってきます
⑤直ぐにキッチンペーパーの上にあけ、粗熱を取り出来上がりです。
クッキング時の注意点
◉クルミの油分がしっかりでるまで炒ってください。
◉黒糖は沸騰すると飴状になってしまいます。
ゆっくり熱を加えることでクルミに絡み粉状に変化します。
くれぐれも沸騰には注意です。