お菓子を食べて肥満防止!?
みりん粕というものをご存じでしょうか?
スーパーではあまり見かけないかもしれませんが、別名「こぼれ梅」とも言い、みりんを作る過程でできるものです。
白くてポロポロとしており梅の花のように見えることから、こぼれ梅と言われるようになりました。料理への使い方としては、酒粕と同じように使われますが酒粕より甘みがあり、お菓子作りにも向いています。
最近、「難消化性成分」という言葉を耳や目にしたことはありませんか?
小腸において、消化・吸収されにくく食物繊維と同じように整腸効果が期待されているものです。このレジスタントプロテインですが、高野豆腐、大豆、酒粕に含まれていますが、みりん粕にも含まれているのです。
レジスタントプロテインは以下の効果が期待されています。
《レジスタントプロテイン》
・糖の吸収を抑える
・血糖値の上昇を防ぐ
・腸内環境の改善
・コレステロールを下げる
酒粕と同じように使えますので、みりん粕を使用したお漬物や甘酒、魚やお肉を漬け込んでも美味しいですが、甘みがある為お菓子作りに使えばお菓子を食べながらでもコレステロールを下げて糖の吸収を抑えることが出来ます。
みりんは製造過程で焼酎を使用しますので、このみりん粕にもアルコールが含まれています。アルコールを気にされている方は、そのまま召し上がらずに加熱してアルコール成分を飛ばしてからお召し上がりください。
レシピ(ノンシュガー・グルテンフリー)
今回はみりん粕を使用したクッキーをご紹介します。
レジスタントプロテインの効果を活かした、ノンシュガー、グルテンフリーのレシピです。少し柔らかい、口に入れるとホロホロとなるクッキーです。
とても簡単なのでお子様とも一緒に作ってみてください。
調理時間:30分
材料
直径3cm大 各12個
きな粉味
みりん粕 70g
米油 20g
きな粉 25g
ドライフルーツ入り
みりん粕 70g
米油 20g
アーモンドプードル 30g
ドライフルーツ 適量
作り方
- オーブンを170度で予熱
- みりん粕70gをボールに入れ、手でほぐす(みりん粕は大きな塊がある為、手で軽くほぐしてください。)
- こめ油20gを①に加え、泡だて器でよく混ぜる。みりん粕と油をよくなじませる
- ②にきな粉(アーモンドプードル)を加えてヘラを使って混ぜる
ドライフルーツを混ぜる場合はこの後にドライフルーツを入れて混ぜる - 手で③の生地をひとまとめにする
- オーブン皿の上に3cm大にして並べ、170度で10分~12分程度焼いて完成
注意
・みりん粕は焦げやすいので、お使いの調理器具によっては手順に記載した温度・時間では焦げてしまう場合もある為、様子を見て調節してください。
・焼き上がりは柔らかいので少し冷めてから網の上に取り出した方が良いです。
簡単なレシピを紹介しましたが、こめ油をココナッツオイルや太白ごま油に変えたり、粉を米粉に変えたりアレンジも出来ます。その際はお使いの粉・油の特性によってレシピの分量では生地が纏まりにくいこともありますので、適宜粉を足したり、油を足したりしてみてください。