まるごと食べるお味噌汁
この風邪をひきやすい季節、風邪をひいたと思ったら、今度は発熱!なんてこと多いですよね。
熱がでると食欲もなくなり、せっかく作ったのに食べてくれない。何を作っていいか、何を食べさせたらいいか分からない!なんてお悩みあるのではないでしょうか。
そこで今回は、発熱した時に栄養たっぷりで、とっても食べやすいレシピをご紹介します。
子どもの発熱に最強食材!食べるお薬
発熱におすすめの食材は『米』と『味噌』です。一見、いつも食べている普通の食材と思うかもしれません。しかし、これが1番大切な食材なのです。
そして、気力をつける為に『山芋』をプラスし、一品で、サラッと食べやすいメニューにしました!
『お米』が大切なことは分かると思うので、今回は味噌と山芋を紹介します。
味噌
五性 寒
帰経 脾・腎
味噌は、薬膳で水分代謝にいいとされているので、食欲不振にも効果的です。さらに身体に熱がこもっている際にいい食材ですので、発熱時にはおすすめです。
◯ビタミンB2
◯ビタミンE
◯食物繊維
◯サポニン
◯イソフラボンなど
味噌は、発酵することで、アミノ酸やビタミン類が大量に生成され、栄養価がとても豊富になります。生命維持に不可欠な、必須アミノ酸9種類がすべて含まれていると言われているのです。
一つの食材でこれほど多くの栄養を含むものは、ほかにないのではないでしょうか。普段から摂ってほしい食材ですが、お子様の免疫や体力が落ちている時には、特に重要な食材と分かりますね。
山芋
五性 平
帰経 脾・肺・腎
山芋は、漢方では『山薬』と呼ばれています。
薬膳では気を補う食材ですので、滋養強壮にいいとされています。胃腸が弱っている際や、消化不良の際にもおすすめです。
◯ジアスターゼ
◯ビタミンB群
◯ビタミンC
◯カリウム
◯マグネシウムなど
ジアスターゼは、食べ物を消化する働きがある、消化酵素です。特に、ジアスターゼは炭水化物を、消化する働きをします。
ですので、お子様の風邪や発熱時の、食欲不振や胃腸が弱っている際に、とてもおすすめです。
また、山芋は『山うなぎ』と言われているほど、滋養強壮にいいものですので、免疫や体力が落ちている時の、疲労回復にもおすすめです。
子供にも好かれる食べる味噌汁
今回は、一品で栄養がしっかり摂れ、食べやすいメニューにしました。
味噌汁と言っても、味噌ポタージュのような仕上がりになりますので、お子様も好む味ではないかなと思います。
そして、隠し味で『甘酒』を入れました。甘酒は、食べる点滴と言われていますので、お子様の発熱時には、おすすめです。ポタージュも少し甘くまろやかになり、美味しさもアップします。
さらにこのレシピは、離乳食にも使えますので、山芋が食べられる7.8ヶ月になったら是非試してみてください。
レシピ
材料
山芋 100g
玉ネギ 半分
水 2カップ
味噌 大さじ2〜3(味噌によってお好みの濃さで)
甘酒 大さじ2
作り方
1.玉ねぎと山芋を適当な大きさに切る。
2.水と1の材料を煮る。
3.煮えたらお米も入れる。
4.少ししたらブレンダーでトロトロにする。
5.最後に味噌と甘酒を入れて完成!
簡単なのに一品で、しっかりと栄養が摂れるレシピです。お子様だけでなく、体調が優れない際や食欲がない時に、是非お試し下さい!