みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、腸活にもおすすめの簡単デトックスレシピを紹介します。
デトックスにはこの組み合わせ!
段々と暖かい日が増えてきましたね。より本格的に春が近づいています。
そこで、みなさんの身体の中も、すっきりとデトックス出来たらいいですね。寒さと乾燥が続き、腸内の状態も安定せず、なかなか思うように良い便が出ない!という方も多いと思います。
腸内環境が整うことで、自然免疫力も上がり、病気にも負けない身体を作ることが出来るのです。いまの季節は、アレルギーなども気になる方もいらっしゃると思いますが、腸内環境が整うことで、アレルギーが改善した!というケースも多いのですよ。是非、今年は腸内を綺麗にして、健康な身体を目指しましょう!
そこで、今回は腸内デトックスにおすすめの、簡単レシピを紹介します。使う食材は、『大根』と『梅干し』です。どちらも身近な食材ですね。
大根と梅干しの組み合わせは、『梅流し』と言われ、近頃話題になっています。梅流しとは、大根と梅を一緒に煮たものを、断食後に飲むことで、腸内に溜まった宿便を排出させる食事療法なのです。
そして、梅も大根も東洋医学では、どちらも腸内環境に良い食材です。
五性 平
帰経 肝・脾・肺
梅干しは、昔は漢方薬として使われていたくらい身体に良いものなのです。薬膳でも、『梅は三毒を断つ』と言われており、『食毒・血毒・水毒』をとってくれる万能薬なのですよ。エネルギーを補う食材で、胃腸の調子を整えてくれ、疲労回復、食欲不振、風邪の際にもおすすめです。
五性 涼
帰経 脾・肺
大根は薬膳で、気と水の巡りを良くする食材です。消化を良くし、胃腸を整える作用や、喉の様々な炎症にも効果的と言われています。風邪や風邪の予防にもおすすめですね。
そして栄養学的にも、梅と大根は腸内環境に良いことが分かります。
○カテキン酸
◯クエン酸
◯リンゴ酸
○鉄分
◯バニリン
◯ビタミンE
◯カルシウム
◯ポリフェノールなど
梅干しには、植物性乳酸菌がとても豊富です。植物性乳酸菌は、強い生命力があり、生きたまま腸まで届くのです。善玉菌のエサになり、善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
また、梅干しに含まれるカテキン酸は、悪玉菌も抑制してくれると言われているので、乳酸菌との相乗効果でより、整腸作用が期待できそうですね。また、梅干しの栄養素は、胃腸にもよく食欲不振にも効果的です。
◯ビタミンC
◯カリウム
◯ジアスターゼ
◯オキシターゼ
◯イソチオシアネートなど
大根には、豊富な食物繊維が含まれています。大根の食物繊維は、不溶性食物繊維で便のカサを増し、さらに梅干しと同様に善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
また、大根に含まれる消化酵素は胃腸の働きを整えてくれます。
梅大根のデトックススープ
今回は、『梅流し』にも使われる大根と梅干しのスープレシピですが、断食後に飲むものではなく、普段のお食事に飲む手軽なスープです。いつ飲んでもOKですが、よりスッキリしたいという方は、朝の空腹時に飲んでも良いですね。たまには、夜ご飯を早めに済ませ、朝食はスープなど軽めにすることで、胃腸を休ませることが出来ますよ。
そして、デトックススープということで、味付けはとてもシンプルにしています。味気ないと思うかもしれませんが、素材の味を楽しんで食べてみて下さいね。
レシピ
材料
梅干し 3つ
水 800ml
だし昆布 約10g
作り方
1.水に昆布を付けておく。(30分くらい。また、前日から付けて冷蔵庫に入れておいてもOK)
2.大根はすりおろし、梅干しは種を取りほぐしておく。
3.弱火にかけ沸騰する前に昆布を取り除き、大根と梅干しを入れる。
4.スープがしっかりと温まったら完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?あっという間に簡単デトックススープが出来てしまいましたね。たくさん大根が入っていますが、サラサラッと飲めてしまいますよ。梅干しの酸味や昆布の風味の良く、癖になる味です。大根と梅干しの組み合わせで、デトックス効果もありますし、それぞれの食材はとても栄養が豊富ですので、普段のお食事で食べてみて下さいね。
また今回は、消化にも良く、食べやすいので、大根はおろしてスープにしましたが、もちろん輪切りにしてスープにしても構いませんよ。是非、梅大根のデトックススープをお試しください。