kampo labの竹迫朋美です。
働く女性、子育て中のママ、更年期女子、家族のために、自分のために!いろいろな目線で【暮らしに役立つカンタン養生法】をお伝えします。
今回は薬膳茶のご紹介です。
毎日の気温の寒暖差により体調を崩しやすい時期ですね。
Contents
実はトラブルが多い春
薬膳茶は飲んで症状がすぐよくなるというものではありませんが、自分のからだと向き合い、今日の自分に合わせて淹れる「とっておきの一杯」。どんなお茶にしようか考える時間も楽しみのひとつです。
コトコトと長い時間煎じるお茶もよいですが、ティーポットで簡単に、外出時はマイボトルに入れて。おいしく飲んで養生しましょう♪
②メンタルの不調
③不眠
④ほてり、のぼせ、めまい
⑤肌あれ
⑥目の充血
くつろぎタイムに薬膳茶で、ほっと一息つきませんか?
薬膳茶の作り方
材料(ティーカップ2杯分)
よもぎ(市販のよもぎ茶のティーパック)
枸杞 大さじ2
山楂子 ドライのもの4~5個
陳皮 大さじ1
作り方
- ティーカップに枸杞の実を入れ、その他の材料をポットに入れます。
- ポットに熱湯を注ぎ、3分~5分蒸らします。
- 枸杞の実が入ったカップに注いでゆっくりとお楽しみください。
- やわらかくなった枸杞の実はそのまま食べることができます。
巡りをよくし代謝をアップするブレンド
枸杞:めまいや、眼精疲労、腰やひざのだるさ
山楂子:血の巡り、消化促進、生理痛
陳皮:気の巡り、消化促進、咳や痰
からだを温める「よもぎ」をベースに、巡りをよくし代謝をアップできるようブレンドしました。
ポイントはみかんの皮
今回、陳皮(ちんぴ)として使用したFOODLABの「みかんの皮」は、愛媛県宇和市で栽培された温州みかんの皮を使用していて、さわやかな香りで気巡り効果をさらにアップ!
柑橘の皮というと、苦いのが苦手という方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらのみかんの皮は、それほど苦みは感じません。むしろ、よい香りとともにほんのり甘さを感じます♡
「陳皮ちんぴ」は漢方生薬としても使われています。「陳」という字は「古い」という意味で、古い皮ほど効能が高いとされていて、10年ものや20年ものは高級食材として売られています。そこまで熟成させると、鮮やかなオレンジ色ではなく、「真っ黒」です。これを使うと、お料理やお茶がまろやかになるのだとか。。
香りで気の巡りがよくなるため、入浴剤にもよく使われていますね。柚子湯と同じように、肩こりや腰痛、疲労回復によいとされていて、血行が良くなり、湯冷めがしにくくなるといった効果があります。
自律神経を整えるために「湯船につかって温まる」、大事な養生法の1つです。
他には、胃腸の働きを整える効果があり、消化不良や吐き気がある時、便秘気味の時にもおすすめです。
すぐにできちゃう「なつめ胡桃サンド」を添えて
お茶のおともに「なつめ胡桃サンド」はいかがですか?なつめに切り込みを入れて種を取り出し、カリカリに炒った胡桃を挟んだおやつです。
ローストされた胡桃を使う場合はそのままでOK!なつめのコクのある甘味と酸味に、カリカリの胡桃、絶妙な組み合わせです。
作り方
まずナイフで切り込みを入れます。(キッチンバサミでもOK)
中はこんな感じで、種があります。
けっこう先がとがっています。
ローストした胡桃を挟んで完成です!
【棗挟核桃】として商品にもなっていますが、簡単に作ることができるのでおためしください☆
『薬膳』というと漢方薬につかわれているものが入っていて、苦い!まずい!をイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。スーパーで売られている食品も、季節や体調にあわせて目的をもって組み合わせると『薬膳』です。
プラスαとして、薬膳食材をもっと身近に、そしておいしく使ってていただけるようご案内させていただきます。ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
今回の記事に登場している薬膳食材はこちらです。