今回は、『腸活』にもおすすめのあたたかレシピを紹介します。
腸活と言えば、この野菜!
『腸活』という言葉は、最近では良く耳にしますね。腸活は、ただ便秘の人が便秘を治す、ということだけではなく、腸内の環境を整えてあげることで、様々な病気が改善する!ということなのです。
便秘でなくても、腸内環境があまり良くない方もたくさんいるのですよ。肌あれやニキビ、様々なアレルギー、風邪を引きやすい方や疲れやすい方、もしかしたら『腸活』で改善するかもしれませんよ。
そこで今回は、『腸活』におすすめの簡単レシピを紹介します。使う食材は、腸活にはこれ!というほどお馴染みの野菜『ごぼう』です。ごぼうは、11月から1月くらいが旬で、1番栄養価が高く美味しい季節です。
五性 涼
帰経 肝・肺
ごぼうは薬膳で、エネルギーを補い巡りを良くする食材です。身体の熱を取ってくれるので、熱からくる便秘にとても効果的です。また、腫れ物やニキビや吹き出物などの、熱を持った皮膚の症状におすすめです。
さらに、ごぼうは栄養価も高いのですよ。
イヌリン
リグニン
◯ポリフェノール
◯マグネシウム
◯ビタミンB6
◯葉酸など
ごぼうといえば、食物繊維ですね。ごぼうの食物繊維は、野菜の中でもトップクラスの含有量であり、なんとレタスの5倍ほどもあります。
そんなごぼうの食物繊維は、『イヌリン』と『リグニン』という成分を含んでいるのです。イヌリンは、糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇を抑える働きがあります。また、腸内でゲル化することで、有害物質を吸着し、一緒に排出してくれるので、腸内環境を整えてくれるのです。一方、リグニンは大腸で水分を吸収し、便のカサを増すことで、便秘を解消します。2つの両成分で、腸活にはとても効果的なことが分かりますね。
腸内が整うことで、免疫アップ・美肌効果・皮膚トラブルの改善なども期待出来ますよ。
ごぼうとくるみのポタージュ
今回は、ごぼうの食感が苦手!がと言う人も、サラサラっと食べやすく、身体もほっこりと温まるポタージュのレシピにしました。ごぼうはポタージュにすると、とても風味がよく食欲も進みますよ。
また、一緒に『くるみ』を入れますが、くるみとごぼうの相性もバッチリなのです。くるみも『腸活』にはとてもおすすめの食材なのですよ。くるみの脂質には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているので、腸内を潤してくれ、腸内環境を整えてくれるのです。
五性 温
帰経 肺・腎
レシピ
材料
くるみ 40g
水 100ml
豆乳 100ml
野菜ブイヨン(洋風だし) 5g
オリーブオイル 適量
作り方
1.ごぼうは皮を削いで、適当な大きさに切る。
2.オリーブオイルをしいたフライパンで、ごぼうとくるみを炒める。
3.ごぼうに火が通ったら、水とだしを入れてまた火にかける。
4.火を止めてブレンダーで攪拌する。
5.豆乳を入れて、最後にザルなどで漉したら完成!
(お好みで最後にオリーブオイルをかけてください)
※濾すとごぼうやくるみの繊維が残ります。この繊維もそのままサラダ感覚で食べることが出来、とても美味しいですよ。今回は、茹でにんじん、白ゴマ、マヨネーズを少し入れました。是非お試しくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。ごぼうもスープにすると、手軽にたくさん食べられそうですね。ごぼうが苦手な方や、お子様でも美味しく食べられると思いますよ。冬は温かなスープで、夏は冷たいスープにしてもOKです。
また、腸内環境は、毎日の食事の積み重ねで悪くなることも多いのです。しっかりとお米をよく噛んで食べ、旬のお野菜やお味噌汁、発酵食品などを意識して、バランスよく食べることが出来るといいですね。食べすぎも腸内を汚してしまいますので、要注意です。普段の食養生に加えて、是非ごぼうのポタージュもお試しください!