みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている櫻井麻友です。
今回は、春の季節におすすめの、簡単山菜レシピを紹介します。
ストレスにはこの食材!
早速ですが、春が近づき、なんだか気持ちがスッキリしない!という方多いのではないでしょうか。
東洋医学では『春』は『肝』が高ぶりやすい季節と言われています。『肝』とは、簡単に言うと自律神経の機能とも言えます。自律神経が高ぶると、身体にも色々な不調が出てしまいますね。ストレスも溜まりやすく、イライラしたり、不安や憂鬱な気持ちになったり、怒りっぽくもなってしまいます。
そこで、今回は自律神経を整えるレシピを紹介します。
『肝』の働きを良くするには、香りのある食材など、『気』の巡りを良くする食材を摂ることがおすすめです。そんな『肝』の季節には、『苦味』を摂ることもおすすめなのです。春に旬を迎える『山菜』などは、香りも良く、ほろ苦くとても効果的と言えますね。
季節に季節の物を食べる、春の山菜はとても理にかなっているのです。昔の人は、暖かくなると春の山菜を採り、食べていたのですね。
そこで、今回おすすめする山菜が『みつば』です。みつばは、数少ない日本原産のもので、昔から食用として親しまれてきた山菜です。先程も言いましたが、みつばもちょうど今の季節、3月から4月が旬ですね。
みつばと言うと、茶碗蒸しや親子丼、お吸い物など、和食ではよく目にする食材ですが、どちらかというと、香り付けにトッピングとして使う事が多いのではないでしょうか。
五性 涼
帰経 肝・脾
また、みつばは栄養素も豊富です。
◯β-カロテン
◯ビタミンK
◯食物繊維
◯鉄
◯カリウム
◯カルシウムなど
香り成分
◯クリプトテーネン
◯ミツバエン
まず、みつばは和のハーブと言われているのです。
クリプトテーネンやミツバエンという成分は、精神を安定させる効果があり、イライラやストレスを解消してくれます。また胃腸にもよく、消化を良くしたり、食欲不振にも効果的です。
また、活性酸素が増えすぎると、酸化ストレスが身体に溜まってしまうのですが、みつばは、抗酸化作用が強いβ-カロテンが豊富なので、酸化ストレスを減らすにも良い食材ですね。
他にも、ビタミンやミネラルのバランスがとても良く、食物繊維も豊富ですので、老若男女問わずおすすめです。
みつばの胡麻和え
いつもは脇役なみつばですが、今回はたっぷり食べるということで、みつばがメインのレシピにしました。
なんと、良くある胡麻和えをみつばで作ります。
山菜は少し癖があり苦手!という方も多いと思いますが、みつばも胡麻和えにすると、とても食べやすく苦手な方も食べられるかもしれませんよ。シャキッとしていて、爽やかな味わいですので、春の季節にピッタリです。
また、茹でる際には、みつばのとても良い香りがして、料理中からリラックス効果もあります。
そして、今回一緒に使う『白胡麻』は、血を補う食材です。潤す作用がありますので、お肌の乾燥や便秘、アンチエイジングにもおすすめですよ。簡単に取り入れることが出来ますので、普段から使うと良いですね。
五性 平
帰経 脾・肺
レシピ
材料
白ごま 適量
☆調味料
ねりごま 小さじ2
すりごま 小さじ1
みりん 小さじ1
醤油 小さじ1
作り方
1.みつばを軽く茹でる。
2.☆の調味料を混ぜ合わせておく。
3.茹で上がったみつばは水をしっかりと切り、☆と合わせる。
4.お好みの量の白ごまをかけて完成!
いかがでしたでしょうか。茹でて混ぜるだけの簡単レシピです。あと一品!という時にも便利ですよ。シャキッとしていて、香りも良いので箸が進みそうですね。是非お試しください!