今回は、春の季節に起こりやすいあの症状におすすめの、サッパリレシピを紹介します。
目が疲れると思ったらこの野菜!
桜の花も咲きはじめ、ようやく春らしい季節がやってきましたね。暖かい陽気に誘われて、お出かけする方も多いと思います。
しかし、嬉しい気持ちとは反面、春になると何故か『目が疲れてつらい』という方いるのではないでしょうか?
漢方で、春は『肝』の季節と言われています。『肝』は、目を司っています。ですので、春の季節は目が影響を受けやすいのです。目が疲れると、頭痛を起こしたり、肩が凝ったり、気持ちが悪くなったり、色々と不調につながってしまいます。目の疲れがなく、スッキリとした気持ちで、春のお出かけが出来たら嬉しいですね。
そこで、今回は、目の疲れにおすすめの簡単レシピを紹介します。使う食材は、いつもの食卓でもお馴染みの野菜『にんじん』です。
五性 平
帰経 肝・脾・肺
にんじんは薬膳で、気血を補う食材です。『肝』の働きを高めてくれるので、眼精疲労などに効果的です。
◯食物繊維
◯カリウム
◯ビタミンC
◯ビタミンK
◯カルシウムなど
にんじんの綺麗なオレンジ色は、β-カロテンの色なのです。そのβ-カロテンが、目の健康には欠かせない成分と言われています。目の網膜細胞を守る働きがあり、眼精疲労や目のかすみ、充血、目の渇きにも効果的です。
また、β-カロテンやビタミンCなどは、抗酸化作用がありますので、免疫力もアップし、風邪をひきにくい身体作りも目指せますよ。さらに、食物繊維も豊富ですので腸活にもおすすめです。
にんじんとアーモンドのラペ
今回は、火を使わずに簡単に出来るにんじんのラペを紹介します。ラペは、作ったことがある!と言う方多いかもしれませんね。さっぱりとしていて、春の季節にもぴったりです。おかずにしても、おつまみにしても合いますし、色合いも良く食卓も春らしく華やかになりますよ。
そして今回のラペは少しアレンジをし、より目の健康に良い食材を組み合わせました。眼精疲労や目の渇きには、『補血』する食材を摂ることも大切なのです。そこで、補血をし目の健康に良い『アーモンド』と『レーズン』を一緒に使います。にんじんとの相性も良く、ラペにコクや甘みが増し、食欲をそそりますよ。
また、ラペと言えばお酢ですね。お酢のような酸味のある食材は、『肝』を養ってくれるので、春には積極的に摂ることをおすすめします。
レシピ
材料
アーモンド 大さじ2
レーズン 大さじ2
※アーモンドとレーズンはお好みで足し引きしてOK!
塩 ふたつまみ
☆調味料
酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
アガベシロップ 大さじ1
醤油 ひと回し(ほんの少しでOK)
作り方
1.にんじんは千切りにする。
2.にんじんに塩をふたつまみ入れ、塩もみをし5分おく。水が出たらしっかりと水を絞る。
3.☆の調味料は混ぜておき、アーモンドは砕いておく。(アーモンドはお好みの粗さでOK)
4.混ぜた調味料、アーモンド、レーズンをにんじんとしっかりと混ぜ合わせれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?火も使わず混ぜるだけですので、パッと1品おかずが作れてしまいますね。にんじんの彩とお酢の酸味が春のおかずにぴったりです。今回のレシピで、ラぺに入れたアーモンドやレーズンは、ビタミンやミネラルなどの栄養素がたっぷりと含まれているので、目が疲れている時だけでなく、普段のおやつに食べることもおすすめですよ。そのまま食べても美味しいので、お子様のおやつにも良いですね。
そして、春に季節はゆったりと過ごすことが大切です。無理をし過ぎると、眼精疲労も悪化しやすいですので、夜はゆっくりと湯船につかり、(汗をかくまでつかり過ぎてはだめですよ)早めに布団に入りましょう!良い香りでリラックスするのも良いですね。
生活養生に加えて、にんじんのサッパリラぺも是非、お試しください!