身体スッキリ酢玉ネギ
ツンとしみるがほんとはいい成分?
五性 温
帰経 肺
3月は忙しい方が多く、肩に力が入りがちです。気づいた時には『肩こり!』なんて方も、多いのではないでしょうか。
更に、血流も悪くなり、冷え性の方は特に滞ってしまいますし、肩こりが続くと、それだけで気持ちも落ち込みますよね。
そこで、今回はそんな肩こりにおすすめのレシピを紹介します。おすすめの食材は、『玉ネギ』と『お酢』です。
玉ねぎは家庭で、よく使う野菜ではないでしょうか。もう少しで『新玉ネギ』の時期でもありますね。
玉ねぎは、薬膳でも気滞と瘀血に良いとされる食材で、気と血の巡りをよくする効果があります。血流はもちろん、気持ちもスッキリするので、これからの季節にとてもおすすめですね。
◯アリシン
◯ケルセチン
◯食物繊維など
硫化アリルという成分は、玉ネギ特有の辛味のもとになっているものです。ツンとする香りや、目にしみる原因も、この成分によるものなのです。この硫化アリルという成分が、血流をよくすると言われているものです。
しかし、硫化アリルは、熱に弱い成分なので、生で食べることをおすすめします。
また、アリシンやケルセチンも、血流を改善する効果があると言われています。アリシンは更に疲労回復にも良いとされ、ケルセチンは、強い抗酸化作用を持っているので、美容や健康にはとてもいい成分ですね。
生活習慣病やダイエットでお悩みの方にも、とてもおすすめの食材です。
酢玉ネギ
今回のメニューは、『血流改善』のために、生の玉ネギを使用します。ですので、新玉ねぎを使うとより辛味が少なく、美味しく出来ると思います。
そして、今回調味料として入れる『お酢』と『甘酒』も、血流にとてもおすすめの食材なのです。
お酢は薬膳で、瘀血に良いとされ、血行を良くすると言われているのです。栄養素でもクエン酸という成分が、疲労回復や血流改善に効果的とされています。
また甘酒は、夏に飲むのが定番ですが、通年通してお料理にも大活躍出来ます。
夏に飲むからといって、身体を冷やすことはなく、温性の甘酒は、血行を促進してくれます。更に気を補ってくれるので、疲れている時にもおすすめです。
レシピ
材料
玉ネギ 1玉
わかめ 適量
☆
お酢(リンゴ酢) 大さじ5
甘酒 大さじ5
アガベシロップ 大さじ1
作り方
1.玉ネギを薄くスライスし、広げて空気にさらす。(出来れば1時間くらいがおすすめ)
2.☆の調味料を合わせておき、そこに玉ネギを入れる。
ここで基本の『酢玉ネギ』は完成!
3.今回は出来た酢玉ネギと、茹でたわかめを合わせて完成!
今回は、新物のわかめを使いましたが、基本の酢玉ネギを作っておけば、いろいろなアレンジが出来ます。もちろんそのまま食べてもOK!サラダ風にも、酢の物にも、付け合わせやソースにも、是非お試しください!