今回は、これからの暑い季節におすすめのドリンクレシピを紹介します。
暑い夏には梅干しパワー
段々と暑い日が増えてきましたね。これからの暑い季節に、気をつけなければならないのが『熱中症』です。
最近は、昔と比べとても気温が高く、熱中症になる人がとても多いと言われています。テレビなどでも熱中症のニュースが絶えませんね。
熱中症は、とても暑い環境で体内の水分や塩分などのバランスが崩れてしまい、身体の調整機能がうまく働かなくなることで発症するのです。そして、『熱中症』が怖い!という理由は、知らない間に、また気づかない間になっていて、気づいた時にはもう遅い!と言うことです。特に、暑さに鈍感なお年寄りや、自分では気付けない赤ちゃんや子供がとても危険ですね。ですので、何か症状が出る前に対策をする!ということが重要なのですね。
◯だるさ
◯ほてり
◯気持ち悪さ
◯しびれ
◯筋肉のけいれんや痛み
◯汗の異常など
これは軽度な症状です。このような症状がでたら、すでに『熱中症』ですので、よく覚えておきましょう。
そこで、今回は『熱中症』にとても効果的なレシピを紹介します。
熱中症対策に使う食材は、日本の伝統食材『梅干し』です。
五性 平
帰経 肝・脾・肺
梅干しは、昔は漢方薬として使われていたくらい身体に良いものなのです。薬膳でも、『梅は三毒を断つ』と言われており、『食毒・血毒・水毒』をとってくれる万能薬なのですよ。エネルギーを補う食材で、胃腸の調子を整えてくれ、疲労回復、夏バテ、風邪の際にもおすすめです。
そして、栄養素ももちろん豊富です。
◯クエン酸
◯リンゴ酸
◯バニリン
◯ビタミンE
◯カルシウム
◯ポリフェノールなど
まずは、梅干しと言えば酸味が特徴ですね。聞いたことがある方が多いと思いますが、酸味の元はクエン酸です。
クエン酸は、エネルギー代謝を活性化させ、疲労回復に効果的なのです。また、クエン酸には、熱中症に必要なミネラルを身体に吸収しやすくするのです。ですので、梅干しを摂ることで、熱中症対策になるのですね。
また、胃腸にもよく食欲不振にも効果的なので、夏バテの症状にもおすすめです。クエン酸は、一度にたくさん摂っても、時間が経つと身体から出ていってしまうので、ちょこちょこ取り入れるとよりいいですね。
さらに、植物乳酸菌が豊富ですので整腸作用もあり、生活習慣病や美容、アンチエイジングにも効果的なのです。老若男女問わず、良いことづくめですので、1日1粒食べてほしいですね。
梅干し経口補水液
経口補水液は、『食塩』『クエン酸ナトリウム』『塩化カリウム』『ブドウ糖』が含まれているドリンクです。なんと『梅干し』は、これらすべての成分が含まれているスーパーフードなのです。そこで今回は、いざと言う時にも簡単に飲める、梅干しを使った経口補水液を紹介します。
まず、経口補水液の塩分は500mlあたり1.5g含まれています。梅干しを用いる場合は、塩分濃度がだいたい10%~20%のものを選ぶと良いと思います。(大粒1つ、10%ですと約1g、20%ですと約2gです。)その梅干しを、約500ml~1ℓにひとつ入れると、経口補水液と同等の塩分濃度になります。
そして、経口補水液に欠かせない栄養素が、『ブドウ糖』です。今回ブドウ糖は、『はちみつ』で代用します。はちみつは、なんと40%がブドウ糖で出来ているのです。はちみつは、水500mlに対して大さじ1入れると、経口補水液として十分なブドウ糖濃度になります。
自然のもので摂取できるということが、身体や環境に負担も少なく、とても魅力的ですね。家で作れば、添加物なども気にせず安心安全に飲むことが出来そうです。また、梅干しは子供が苦手!という声も多そうですが、このレシピははちみつも入っており、あまり酸味が強くないので、お子様でも飲めると思いますよ。うちの娘も大好きなドリンクです!
レシピ
材料
ハチミツ 大さじ1
水 500ml
レモン 1/3個
作り方
1.梅干しは、種を取りほぐしておく。
2.レモンは絞っておく。
3.タンブラーやペットボトルなどに、全ての材料を入れ、よくシェイクすれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか?とても簡単に美味しく、熱中症対策が出来そうですね。梅干しは日持ちしますので、ストックしておくと、いざという時にとても便利ですよ。
そして、まずは体調を崩してしまう前に、対策をしておくことが大切です。栄養や睡眠をしっかりと摂り、ゆとりのある生活をすることも熱中症対策につながりますよ。
また、梅干しを選ぶ際は、添加物が入っているものが多いので、気をつけて選びましょう。名称に『調味梅干』と書かれているものは要注意!裏をよく見て選びましょうね。せっかく食べるのですから、シンプルで身体に良いものを選びましょう!熱中症対策に、また普段から健康維持にも、梅干しレシピを是非お試しください!