今回は、身近な食材で、風邪を引いた際、薬にもなる万能レシピを紹介します。
引き始めにはこの野菜!
11月に入り、立冬も過ぎましたね。立冬は冬のはじまりであり、これからが冬の寒さも本番!ということですね。
寒くなり空気が乾燥するとやってくるのが、ウイルスです。やはり冬は風邪をひきやすい季節ですね。幼稚園、保育園、小学校などで流行っている!という方もいるのではないでしょうか。
もちろん1番は、普段のお食事から免疫力を高めるものを食べ、ウイルスに負けない身体を作る!ということが大切なのですが、なかなか100%風邪をひかない、というのは無理なことです。しかし、風邪を引いてしまったら、高熱などになる前に、風邪の初期により早く治したいものですね。
そこで、今回は風邪の引き始めに、おすすめのレシピを紹介します。使う食材は、『生姜』です。
五性 温
帰経 脾・肺
生姜が風邪に良い!ということは聞いたことがある!という方も多そうですね。しかし、生姜はすべての風邪の症状に良いというわけではありません。風邪のウイルスが身体の中に入る前に、生姜パワーで撃退する!というイメージでしょうか。風邪っぽい、寒気がする!などの初期の状態の時に、食べることをおすすめします。生姜を食べ、身体を温め汗をかいて発散しましょう。
生姜は薬膳で、気血水すべての巡りを良くする食材です。風邪以外には、気の巡りを良くするので、喉のつまりやイライラ感にも効果的です。
そして、生姜は栄養も満点です。
◯ショウガオール
◯ビタミンB1
◯ビタミンB2
◯ビタミンE
◯ビタミンC
◯ナイアシン
◯葉酸など
生姜というと、ジンゲロールやショウガオールという成分が特徴的ですね。ジンゲロールは、生の生姜に含まれる成分で、殺菌作用があります。そして、加熱をすることで、ショウガオールと変化します。ショウガオールは、血管を拡張し血流を促進し、身体を温める効果があります。身体を温めるには、生姜は加熱するということが、ポイントですね。身体を温めることで、風邪の初期の悪寒や冷えの状態に効果的です。
その他、生姜にはビタミン類がとてもたくさん含まれているので、風邪を引いた際の栄養補給にはとてもおすすめです。
生姜はちみつ大根
今回は、風邪を引いている時でも飲みやすい、簡単ドリンクにしました。みなさん、『はちみつ大根』は聞いたことがありますか?昔からの生活の知恵で、風邪を引いた時に使われていたレシピなのです。作っておくといざという時に、とても役に立ちますよ。はちみつ大根は、大根を食べなくても、大根から出るエキスとはちみつが合わさったシロップがとても大切なのです。
そして、今回はそのはちみつ大根に、生姜を加えた簡単レシピを紹介しますね。生姜に大根って美味しいの?と思われがちですが、はちみつが甘くて美味しいですので、お子様でも飲めると思いますよ。だだし、はちみつを使用しているので、1歳未満の乳児は注意が必要です。
一緒に使う大根は『風邪や喉の痛み』などのレシピで、何回か紹介させて頂きましたね。生の大根には、殺菌効果や消炎効果があるのです。風邪を引いた時には、とてもおすすめの食材です。
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五性 涼
帰経 脾・肺
また、はちみつも殺菌効果があるので、喉のケアや喉からくる風邪にとてもおすすめですよ。
レシピ
材料
はちみつ 適量
☆飲むとき
はちみつ大根シロップ 大さじ2~3
生姜 ひとつまみ
お湯 約100ml
作り方
1.大根は小さめの角切りに。
2.タッパーや瓶に大根とはちみつを入れ、一晩寝かせる。(だいたい大根が半分浸かるくらいでOK)
3.飲む前に生姜をすりおろし、☆の分量を全て入れれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか。とても簡単に身近な食材で、薬にもなるレシピが出来てしまいましたね。
このように、実はいつも食べている身近な食材が、薬のような役目をしてくれるのです。使い方や使うタイミングがとても大切ということですね。
今回は、風邪の初期にということで、すりおろし、加熱した生姜を使いましたが、喉が痛い時や炎症がある場合は、スライスした生の生姜を一緒に漬けておくのも、おすすめですよ。そのまま舐めるといいですね。
風邪を引いてしまった際は、生姜はちみつ大根を飲んで、早めに治してしまいましょう!是非お試しくださいね!