みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、あっと思ったときに簡単に出来る、お薬代わりにもなるレシピを紹介します。
薬にも使われていた果物?
だんだんと空気が乾燥してくると、『喉のトラブル』多くなりますよね。
ウイルスからの風邪でも、喉が痛くなる・痰が絡むという症状がとても多いそうですよ。
朝起きたら、急に痛くなっていたり、喉の痛みは突然にやってきますよね。
さらに、喉の違和感は、風邪が治ってもなかなか取れず、残ってしまうことも多いですよね。
ご飯を食べても痛かったり、痰が絡むと苦しいですし、特にお子様ですと心配になってしまいますね。
とは言っても、薬ばかり飲むのはちょっと、と抵抗がある方も多いと思います。
私も化学薬品の薬は全くと言っていいほど、飲みませんし、もちろん子供にも飲ませていません。(漢方薬は毎日飲んでいますし、子供も飲みます!)
すぐ楽になることもありますし、無理をするくらいなら飲むという選択肢も、もちろん良いと思います。
しかし、化学薬品は『血(けつ)』を汚すとも言われています。
あまり身体に良くないものは、出来れば飲まないで、食品などで補えたらとてもいいですよね。
そこで、今回喉のトラブルにおすすめの食材は『梨』です。
梨はみずみずしく、お子様も好きな子が多いのではないでしょうか。今からが旬の季節ですし、1番美味しい季節ですね。
五性 涼
帰経 心・脾・肺
梨は薬膳で、水の巡りを良くする食材です。のどの渇きや、空咳・痰などの、喉の炎症に良いとされています。
日本や韓国でも、昔の人は、昔ながらの知恵があり『喉が痛い時は梨』という考えが染み付いていたそうですよ。
◯カリウム
◯アスパラギン酸
◯カテキン
◯クエン酸
◯ソルビトール
◯プロテアーゼ(酵素)
◯食物繊維など
サポニンは、喉に良い成分と言われており、喉の炎症を抑える効果があるので、喉が痛い時にはおすすめですね。
サポニンは、漢方でも喉の炎症におすすめの『桔梗』にも含まれている成分なのですよ。
また、ソルビトールという成分も、喉の痛みを抑えてくれたり、咳を抑え痰を出しやすくする効果があるそうですよ。
さらに、梨は水分がとても多いので、喉の乾燥しイガイガしている時にも良いですし、喉に炎症があり熱を持っている時は、喉を潤して熱を冷ましてくれます。
水分が約90%とされているので、他の果物よりもカロリーも低いことも特徴ですね。
梨シロップ
今回梨シロップに一緒に入れるのは、薬膳食材でも代表的な『なつめ』『くこの実』そして、『生姜』です。
さらに甘味は、今回はハチミツを使います。
五性 平
帰経 心・脾
五性 平
帰経 肝・肺・腎
五性 温
帰経 脾・肺
レシピ
材料
生姜 5g (皮を剥いた状態)
ハチミツ 大さじ1
なつめ 2つ(小さめ)
くこの実 大さじ1
作り方
1.梨は皮を剥き、フードプロセッサーで撹拌する。
2.生姜はすりおろしておく。
3.スープ状になった梨と全ての材料を鍋に入て、弱火にかけて煮詰める。
4.色が白から少し茶色になれば完成!
梨はこれからの季節に、とてもおすすめです。喉に違和感が、と思ったらすぐにお試しください!もちろん普段から、養生として飲むこともおすすめですよ。お子様からお年寄りの方まで、誰でも美味しく頂けると思います。