忙しい時や、ちょっと静かにしてほしい時、ご飯の間にお腹が少し空いてしまった時、
ついついお子様にお菓子あげていませんか?
お子様の身体にいいものとは言えませんよね。
分かっていながらも、あげてしまう人が多いと思います。
そこで、今回は素材そのものが、健康的なおやつになるものを5つご紹介します!
混ぜ物が何にもない物も、子供の美味しいおやつになってしまうのです。
ついつい一緒にお菓子をつまんでしまっていたお母さんも、必見です!
なつめ
なつめは漢方薬の素材にも使われるもので、一般的によく見かけるのは、乾燥なつめです。
漢方では大棗(たいそう)といい、気血を養うものです。みなさんも知っている、葛根湯に含まれる成分の1つでもあります。
また、楊貴妃が1日に3つ食べていたというお話をよく聞きますよね。
「一日食三棗 終生不顕老」(一日3粒の棗を食べることで、老いを防ぐ)という言葉もあるほどなのです。
そのまま食べてもとても甘く、立派なおやつになります。
そして、なつめはお子様にもお母さんにも、とっても素敵な効果がたくさんあります。
《なつめの栄養》
○食物繊維
○カルシウム
○ポリフェノール
○亜鉛
○鉄
○ビタミン
○葉酸
○サポニンなど
子どもの成長と言えばカルシウム!なんて言葉をよく聞きますよね。なつめは、骨の成長にいいとされる、カルシウムがたくさん含まれています。さらに、カルシウムは、精神安定にも効果があるのです。
そして、なつめにはカルシウムだけでなく、 鉄や亜鉛、銅などの成長に欠かせないミネラルも、豊富に含まれているのです。
なつめの少し硬めの皮が苦手なお子様は、お菓子のようにサクッと食べられるなつめチップなども販売されています。とっても美味しく、お菓子のように食べられるのでおすすめです。
龍眼
龍眼(りゅうがん)も、漢方薬に使われるもののひとつで、ライチをひとまわり小さくしたようなものです。
乾燥させたものがあり、味もライチのような風味で、とても甘くてお子様でも美味しく食べられます。
漢方では、気血を養うもので、さらに安神作用があるとされています。神経の興奮を鎮めリラックスさせ、不眠などにもおすすめです。
そんな龍眼ですが、もちろんとってと栄養が豊富なのです。
《龍眼の栄養》
○亜鉛
○鉄
○銅
○リン
○カリウム
○カルシウム
○食物繊維など
先程のなつめと同様、お子様の成長に大切なミネラルがたっぷりと含まれているのです。
安神作用もあるので、寝付きが悪いお子様にも、リラックス効果がありいいですね。
乾燥させた龍眼は、おやつのようにそのまま食べられます。ライチのような自然の甘さは、お子様が好む味でとてもおすすめです。
クコの実
クコもまた、漢方の素材になるものです。
最近ではゴジベリーとよく聞きますよね。ゴジベリーはくこのことを言い、スーパーフードと人気があり、目にすることも多いと思います。
また、杏仁豆腐にのっているのが印象的でしょうか。
漢方では、クコも気血を養い、滋養強壮にも良いとされています。
クコは「不老長寿の薬」として食べられていたそうで、なつめ同様、楊貴妃が愛用していたと言われています。
そんなくクコは、40種類以上の有効成分が含まれていることが確認されているのです。
《クコの実の有効成分》
○鉄分
○ビタミン
○ポリフェノール
○カルシウム
○ベタイン
○食物繊維など
クコは、とにかくビタミンとミネラルがたっぷりなのです!栄養素は100種類も含まれていると言われています。ですから、もちろんお子様にもとってほしいものです。
そして、目にもいいとされているので、お勉強のあとやテレビを見すぎてしまった時などにもいいですね。
クコも、そのまま食べてもとても美味しいので、おやつにはとてもおすすめです。
煎り大豆 黒豆
大豆は誰でも知っている、健康な食材ですね。
『まごはやさしい』の最初の『ま』にも書かれているほど、大切なものなのです。
子供が食べるかな?と思う人もいるかもしれませんが、節分を思い浮かべてください。子供が食べすぎてしまう光景が、目に浮かびますよね。
みなさんもご存じのように、もちろんたくさん栄養が含まれています。
《煎り大豆・黒豆の栄養》
○タンパク質
○イソフラボン
○ビタミン
○大豆サポニン
○食物繊維
○カルシウム
○鉄分
○葉酸など
まだまだたくさんありますが、お子様にもお母さまにも、とってもいいことが分かると思います。
まず、お肉に匹敵するたくさんのタンパク質が、含まれています。お子様の身体を作るためには、とても大切な栄養素ですね
また、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれている、数少ない食材なので、腸内環境も整えてくれます。
さらに黒豆は、大豆と同じ栄養がありますが、黒い色をしているのでポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれていて、抗酸化作用があります。
お手軽に購入出来る、煎り大豆や煎り黒豆は、そのままサクサク食べられるので、お子様のおやつにおすすめです。
干し芋
干し芋は昔から、子供のおやつに食べられており、お母さまの中に食べていた方も、いるのではないでしょうか。
最近では、干し芋の人気があり、色々な種類のものを見かけると思います。
さつまいもそのものを、天日干ししたものですので、身体に悪いわけはないですよね。
さつまいもはもちろん栄養たっぷりですが、天日干しすると、さらにいいことがあるのです。
《干し芋の栄養素》
○食物繊維
○ビタミン
○鉄分
○カルシウム
○カリウムなど
ビタミンは、天然のサプリメントと言われているほどで、その他にも豊富な栄養と必須のミネラルをたくさん含んでいるのです。
他のイモ類と比べても、さつまいもはカルシウムが豊富で、もちろんお子様の成長におすすめです。
さらに、さつまいもは、天日干しすると食物繊維が2倍になると言われ、甘味も増します。
また、最近のお子様は、柔らかいものを好んで食べることが多いので、噛み応えのある干し芋を、よく噛んで食べることも大切です。あごの発達にもよく、たくさん唾液をだすことも、成長に重要なことです。
お子様と一緒に、色々な干し芋を試してみることも、楽しいですね。
お家で手作りすることもおすすめです!
5つのものを紹介しましたが、どれもそのまま食べても、アレンジして食べても、とっても美味しく食べられます。最近では、お店でも見かけることもありますが、インターネットで簡単に購入も出来ますので、是非お試しください!