今回は、是非冬に摂ってほしい食材で、簡単作り置きレシピを紹介します。
黒い食材とは?
一段と寒くなってきましたね。冬になり、寒くなると動くことが億劫になったり、なかなかやる気が起こらず、腰が上がらない!なんてこと多いのではないでしょうか。
また、風邪をひきやすかったり、身体が冷えやすかったり、色々な症状が出やすいものです。
その症状は、単に寒さだけではなく『冬』の季節に関係するものかもしれませんよ。
どういう事かというと、東洋医学で冬の季節は『腎』という部分が弱くなりやすいのです。
東洋医学で『腎』とは、精を蓄える場所であり、精とは生命活動、成長や発育、生殖活動を維持するもので、身体にとってとても大切なのです。さらに腎は、水分代謝もコントロールもしています。
腎は、年齢とともにだんだんと弱くなりますが、誰でも冬の季節は、弱くなりやすいのです。そんな時に『腎』を補うおすすめのものが、黒い食材というわけなのです。黒い食材とは、昆布・黒ごま・黒きくらげ・海苔などの食材ですね。
そこで今回は、みなさんもおなじみの黒い食材、『ひじき』を使ったレシピを紹介します。
ひじきは、日本古来の食材で、昔から食べれてきた栄養食ですね。今では、乾燥タイプも売っていますし、日持ちもし、手に取りやすい食材だと思います。
五性 寒
帰経 肝・腎
ひじきは薬膳で、血を補う食材です。血行や水分代謝を良くするので、乾燥肌や貧血の方、むくみや抜け毛にも効果的です。血を補い、腎に良いひじきは、妊婦さんや産後のママ、授乳中のママにもとても大切ですよ。
さらに、ひじきは栄養素も豊富なのです。
◯食物繊維
◯マグネシウム
◯ヨウ素
◯カリウム
◯マグネシウム
◯鉄分など
まず、ひじきはカルシウムを豊富に含んでおり、なんと牛乳の10倍以上とも言われているのです。
カルシウムはみなさんもご存知の通り、骨や歯を作る為に大切な栄養素ですね。
また、ヨウ素は甲状腺ホルモンを合成する為に大切であり、甲状腺ホルモンは妊婦時や授乳中の子供の発育にとても重要なホルモンなのです。
カルシウムもヨウ素も、もちろん老若男女問わず取ってほしい栄養素ですが、成長が著しい乳幼児には、とても重要なのです。そして食物繊維もとても豊富ですので、腸内環境にもおすすめです。
ひじきの味噌佃煮
今回は、簡単に出来て、作り置きもしておけるメニューにしました。
そして、なんと材料は、ひじきと白胡麻だけで出来てしまうので、とってもお手軽ですよ。味付けは味噌味で、ご飯のお供にもぴったりの1品ですし、お子様もきっと好んで食べてくれると思います。うちでも定番メニューで、娘も大好きな1品です。
また、作っておけば、何日か持ちますし、お弁当やおにぎりにも使えますので、とても便利ですよ。
そして、今回一緒に使う食材の白胡麻と味噌は、どちらも『腎』に良い食材なのです。
五性 温
帰経 肺・腎
五性 寒
帰経 脾・腎
レシピ
材料
白胡麻 お好みの量
ごま油 適量
料理酒 適量
☆調味料
味噌 大さじ1
みりん 小さじ1
アガベシロップ 小さじ1
作り方
1.ごま油を入れ、ひじきをよく炒める。
2.料理酒を入れてまた炒める。
3.調味料を入れてまた炒める。
4.火を止めて白胡麻を和えて完成!
いかがでしたでしょうか。作り置きしておけば、夕飯の1品にも、お弁当のおかずにも重宝しますよ。栄養満点でおいしい佃煮、是非お試しください!