今回は、冬の寒い季節におすすめの、簡単モチモチレシピを紹介します。
冬は『蓄える』季節!
12月になりさらに厳しい寒さになってきましたね。12月22日には冬至を迎え、日照時間も1番短くなる季節です。冬は漢方でも『陰』の季節といいますが、夜が1番長い冬至に向けて『陰』の気がだんだんと強まっているのです。
漢方では、『陰』である冬の季節は『蓄える』季節です。『閉蔵へいぞう』の季節とも言われ、身体を休ませ、春に向けてエネルギーを蓄えておくのです。ですので、汗をかくような過度な運動は避け、身体を温め、エネルギーを補う食材を取り、ゆったりと過ごすことが大切なのです。
そこで、今回はエネルギーを補う簡単レシピを紹介します。使う食材は、『じゃがいも』と『山芋』です。
五性 平
帰経 脾・肺
五性 平
帰経 脾・肺・腎
◯カリウム
◯食物繊維
◯鉄分
◯パントテン酸(ビタミンB)など
なんと言ってもビタミンCがとても豊富です。みかんと同じくらいの、ビタミンⅭが含まれているそうですよ。ビタミンCは抗酸化作用がありますので、疲労回復にはとても効果的で、エネルギーを蓄えるのにぴったりな食材です。さらに、パントテン酸もエネルギーの生産に欠かせないビタミンですので、疲れやすい時や疲労回復には重要な栄養素なのです。
次に、山芋の栄養素も見てみましょう!
◯ビタミンB1
◯食物繊維
◯コリン
◯サポニンなど
アミラーゼは消化酵素で、胃腸薬などにも含まれている成分です。消化を促進し、胃もたれの改善や荒れた胃腸を整えてくれます。胃腸が整うことで、しっかりと栄養素も吸収することが出来ます。さらに、ビタミンB1は、エネルギー代謝に関わる栄養素であり、心身ともに疲労を回復してくれます。
じゃがいと山芋、どちらもエネルギーを補い寒い冬の季節に、とても良さそうな食材ですね。
じゃがいもと山芋のモチモチ焼き
今回は、お子様も大好きなモチモチレシピを紹介します。お餅のようなモチモチ感で、癖になるお味です。山芋の粘りもないですので、山芋が苦手な方も食べられるかもしれませんよ。
今回のレシピで使う材料は、じゃがいもと山芋のみですのでとてもシンプルで、さらに、身体にも優しいプラントベース、グルテンフリーなのです。そして、なんと言ってもとても簡単ですので、10分あればサクッと作れてしまいますよ。忙しい時や、あと1品という時にもおすすめです。
また、このレシピは離乳食のお子様も食べることが出来ますので、是非一緒に食べてみて下さいね。(山芋を食べられるようになった離乳食後期か完了期のお子様に。またモチモチしているので、小さく切って食べて下さい。)
レシピ
材料
山芋 100g
チーズ 適量(今回も豆乳チーズを使用、または無くてもOK)
☆たれ
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ1
水 小さじ1
作り方
1.じゃがいもと山芋はすりおろし、よく混ぜ合わせておく。
2.器に入れラップをして、レンジで2分チンする。
3.さらに上にチーズをのせて、30秒チンする。(チーズはお好みで)
4.☆の調味料を全てフライパンに入れて、弱火にかけてたれを作る。
5.最後に、たれをかければ完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか。すりおろしてレンジに入れるだけですので、あっという間に出来てしまいましたね。今回は、たれを作りましたが、時間がない時や面倒な時は、お醤油をかけて食べても美味しいですよ。
じゃがいもと山芋はエネルギーを補ってくれる食材ですので、疲れている時などはもちろん、寒い冬の季節は普段の食事で摂ることが出来ると良いですね。是非、じゃがいもと山芋のモチモチ焼きをお試しください。