
みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、夏に意外と多い、あのお悩みにおすすめのレシピを紹介します。
温める夏野菜はこれ!
猛暑が続いていますね。そんな暑い夏ですが、この時期に増えてくるお悩み、みなさん知っていますでしょうか?
実は、意外に多いお悩みが『冷え』なんです!冷え症は冬に起こるもの、と思われがちですが、夏の冷え症もとても多いのです。気付いていない方も、その不調、実は冷えからきているかもしれませんよ!
何故、夏なのに冷え症?と思いますよね。実は、1番の原因がクーラーによる冷えなのです。外は暑く、つい薄着をしてきてしまうと、室内はクーラーがガンガンにきいていて寒い!なんて事、思い当たる方多いのではないでしょうか?
そして、身体は冷えているのに、冷たい物を飲んだり、夏野菜や果物をたくさん食べていたら、余計身体が冷え切ってしまいますね。身体の冷えは大敵です。放っておくと、色々な病気に繋がりますので、是非早めに対策をしましょう!
そこで、今回は夏の冷え症におすすめのレシピを紹介します。
おすすめの食材は『かぼちゃ』です。かぼちゃはハロウィンなので、秋の野菜!と思っている方も多いかもしれませんが、実はかぼちゃの季節は夏なのです。
五性 温
帰経 脾
かぼちゃは薬膳で、気を補い水の巡りを良くする食材です。夏野菜は、身体を冷やすものが多い中、かぼちゃは夏野菜ですが温の性質なので身体を温めてくれるのです。夏の冷えやだるさ、体力が落ちている時にもおすすめです。夏に不調が出やすい、胃腸にもいいですね。
◯ビタミンE
◯ビタミンC
◯ビタミンK
◯食物繊維
◯カリウムなど
かぼちゃに豊富であるビタミンEは、末梢血管を拡張させ、血流を良くする働きがあるのです。ですので、夏の冷え症にはとても効果的と言えますね。またビタミンⅭは、自律神経を整えてくれるので、夏の寒暖差からくる冷えや不調にもおすすめです。
そして、『抗酸化作用』のトップ3、ビタミンA・C・Eが揃っており、さらにβ₋カロテンも豊富です。これらの栄養素には抗酸化作用があり、活性酸素を除去してくれるので、免疫力アップにも繋がりますね。夏は、身体や胃腸が冷えていたり、暑さで免疫力も低下しがちですので、とてもおすすめです。
かぼちゃの南蛮漬け
今回は、身体の中から温める『かぼちゃの南蛮漬け』のレシピを紹介します。
冷え性改善ということで、かぼちゃの他にも温める食材をたくさん使います。まずは、夏と言えば『薬味』ですね。今回は、ただの南蛮漬けではなく、『薬味たっぷり南蛮』にしました。ネギ・大葉・みょうが・生姜は、どれも薬膳では『温』の性質を持っています。さらに、南蛮漬けに欠かせない『酢』は、みなさんご存じのように、血流を良くする食材ですね。
五性 温
帰経 脾・肺
五性 温
帰経 脾・肺
五性 温
帰経 肺・腎
五性 温
帰経 脾・肺
これらの食材が合わせることで、冷えてしまって身体も中から温まるはずですね。
そして、今回のレシピもとても簡単で、漬けておけばいつでも食べれるのでとても便利ですよ。さっぱりとしていて食欲が落ちやすい夏には、とてもおすすめです。
レシピ
材料
ネギ 1本
大葉 約15枚
みょうが 約4個
生姜 ひとかけ
片栗粉 適量
※薬味はお好みで増やしても減らしてもOK!
☆調味料
酢 大さじ3
醤油 大さじ3
みりん 大さじ2
アガベシロップ 大さじ2
水 大さじ3
作り方
1.かぼちゃは皮付きのままスライスし、その他の材料も全て千切りにしておく。
2.バットやタッパーに調味料をすべて合わせておく。
3.かぼちゃに片栗粉をよく付けて、油を引きしっかりと両面を焼く。
4.焼きあがったら、そのまま調味料を入れたバットに入れる。
5.最後に薬味をたっぷりとのせれば完成!
まとめ
いかがでしたでしょうか。とても簡単で、忙しい時や暑くてやる気が起きない時もおすすめです。甘いかぼちゃとガツンとした薬味がマッチして、夏の暑い時期でも食欲が進みそうですね。また、お子様が薬味が苦手な場合は、薬味は別にしておいて食べる時にかけてもOKですし、お子様の分はかぼちゃだけ少し分けておいても良いですね。
そして、普段の生活では、仕事場・スーパー・電車など、クーラーが調節できない時が多いと思います。その際は、調節できる上着やショールなどで、対策をするとさらに良いですね。そのうえで、冷たいものや冷えるものは避け、かぼちゃなどの温かレシピを、是非お試しください!