みなさん、こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、春の胃腸の不調におすすめの簡単すぎる、薬膳レシピを紹介します。
春は胃腸に注意!
2月になり、少しずつ春の訪れを感じるようになりましたね。
寒い冬に比べると、暖かく穏やかな『春』は、とても過ごしやすく良い季節です。
しかし、実は『春』の季節、不調も起こりやすいのですよ!『春』には『春』の養生が大切です。
東洋医学では、『春』の季節は『肝』が高ぶりやすいと言われています。そして、血の巡りが良くなり、肝の働きが良くなると、不調になりやすいのが『胃腸』です。胃腸の働きが弱くなりやすいのです。ですから、暖かくなったからと言って、冷たいものを食べたり飲んだり、身体を冷やすことは厳禁ですよ。
そこで、今回は春の『胃腸』におすすめの、薬膳レシピを紹介します。今回のレシピはとっても簡単ですので、おそらく10分もあれば完成してしまうと思います。料理があまり得意ではない!出来れば料理は作りたくない!そんな方にもおすすめですよ。
なんと!まな板も包丁も使わず、お鍋に入れちゃうだけの、とっても簡単なレシピなのです。誰でも簡単に、忙しい時でも身体に優しい1品がすぐに出来てしまいますよ。(※実はほんの少しだけ包丁使います。少し皮を剥く程度です(笑))
そして、今回は胃腸にスペシャルな食材を全て使っちゃいます!
胃腸にはこの食材!
お野菜
まずは、お馴染みの『キャベツ』です。春キャベツが旬の季節で、柔らかくとても美味しいですね。
去年のコラムでも、胃腸の不調に春キャベツを紹介しました。
五性 平
帰経 肝・脾・腎
◯ビタミンC
◯ビタミンK
◯葉酸
◯カルシウム
◯食物繊維など
そして、次に使う食材は、またまたお馴染みの『大根』です。
五性 涼
帰経 脾・肺
◯アミラーゼ
◯プロテアーゼ
◯リパーゼ
◯ビタミン・ミネラル類など
薬膳素材
五性 平
帰経 心・脾
五性 温
帰経 心・脾・肺
五性 温
帰経 脾・肺
生姜は、気血水の巡りを良くする食材です。身体を温め血行を良くし、さらに消化を促進することで、胃腸の負担を軽減してくれるのです。
どの食材も普段から、摂っていただきたいですね。特になつめや高麗人参は、日持ちしますし、思っているよりも簡単に使うことが出来ますので、家にストックしておくと良いですね。
レシピ
材料
大根 1/4本
生姜 ひとかけ
なつめ 2個
高麗人参 2つ(※今回は3㎝くらいのものを使用。輪切りだと4つくらいいれてOK!)
水 約1ℓ
☆調味料
中華だし 10g
塩 少々
作り方
1.お鍋に水を入れて、そこにキャベツと大根をスライサーでそのまま擦って入れる。(※ここだけ!大根は包丁で皮を剥いてください。また、大根は縦に擦るのがおすすめ!)
2.生姜はおろして入れ、他の食材も全て入れる。
3.最後に調味料で味を整えて完成!
お鍋に直接擦って入れるだけなので、洗い物も出ませんし、野菜を擦ることで火が通りやすく、時短になりますよ。お野菜もトロトロで食べやすく、たくさん食べることが出来ます。是非お試しください!