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妊活女性必見!色々使える「なつめペースト」の作り方

妊活女性必見!色々使える「なつめペースト」の作り方

漢方カウンセラーの星川美由紀です。“キッチンから健康に”をモットーに、お家でできる食養生をお伝えしています。

猛暑から秋へ。注意が必要なひととは?

皆さまお元気ですか?今年の夏は本当に暑くて体調を整えるのが難しかったですね。秋になってやっと朝晩涼しくなり、ほっとされているところではないでしょうか?
今年は記録的な猛暑でいつもの年よりも沢山汗をかきました。皆さんはどうでしたか?秋バテという言葉があるように、夏の疲れは涼しくなった今頃に胃腸の不調や体のだるさとして現れます。

漢方では汗をかくと体の水分だけでなく汗と一緒に「気」「血」も出ていくと考えます。適度な汗は体の老廃物や要らない水分を排出するのに有効ですが、汗のかき過ぎは体を疲れさせてしまいます。
なので元々虚弱な方や、病中、病後、術後の方や、妊婦さん、産後の方は、普段から汗のかき過ぎには注意が必要です。

これから迎える本格的な乾燥の季節、秋から冬にかけての養生の一つとしては、夏に汗と一緒に失われた気血を補っていくことです。
そこで今回ご紹介したいのがこちらの赤い実「なつめ」。気も血も一緒に補ってくれる優れものです。

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気血を補うなつめはここに効く!

生薬名は大棗(たいそう)、クロウメモドキ科ナツメ属の樹木でこの赤い実を干して乾燥させたものが漢方薬の原料になったり、薬膳にも良く使われています。乾燥したものはそのままドライフルーツとして食べることができます。

原産は中国ですが、なつめの木は日本でも昔から見られ、私の住んでいる群馬県でも庭先に植えてあるご家庭をちらほらみかけます。ちなみに我が家は苗を取り寄せて植えました。今日はそんな我が家のなつめの写真と一緒に、なつめと、なつめのレシピを紹介していきます。

▪︎なつめの効能

生薬名

性味

帰経

効能

適応する症状

大棗(たいそう)

温/甘

脾胃心

補脾和胃

養血安神

緩和薬性

疲労倦怠、食欲不振

精神不安、不眠、多夢

なつめは体を温め、甘い味で滋養し緊張を緩め、お腹を元気にすることで食欲不振や疲労の改善をし、血を作ることで心の安定を図り、睡眠の質の改善に役立つ生薬です。

1日3個食べると老い知らずと言われており、かの楊貴妃や西太后も食べていたそうです。分類は補気薬ですが、気も作るし血も作るし、心の安定にもよく、漢方薬に配合された生薬の働きを緩和させ効き目を穏やかにするという作用もあります。

ちょうど今(9月末)我が家の庭には、緑のなつめが成っています。青いうちに食べると青りんごのようなサクサクした食感で、ほんのり甘酸っぱくて美味しいです。

先日行った池袋の中華食材店で、生の青いなつめが売っているのを見つけました。

生なつめの性味は熱性/甘辛です。熱がある人、火照りがある人、体のどこかが赤く腫れている、膿んでいるような炎症があるときは控えましょう

なつめのタネと葉

中を割るとこんな感じ。

紡錘形のタネが入っています。このタネが生薬の「酸棗仁(さんそうにん)」です。「養心安神薬」に分類され、精神不安、多夢、不眠、健忘、多汗などに使われます。

「百合酸棗仁茶」としてブレンドされて販売されているのを見つけたので買ってみました。なつめ(大棗)、酸棗仁の他に、大麦、百合、桑椹、茯苓、梔子、玫瑰花といった、滞った気を巡らせ、血を補い精神を安定させる生薬が配合されています。薬膳茶を作る方にはブレンドの参考になりますね。

それから、余談ですがなつめの生葉には、甘みを感じなくさせる作用があります。実際生の葉を噛んで砂糖を口に入れたところ、全く甘みを感じず砂を噛んでいるようでした。面白い体験でした。

なつめのペーストレシピ

では本題に戻りましょう。
今回みなさまに作っていただきたいのは、【なつめのペースト】です。なつめの味は好きだけど、皮が固いので苦手という方が多いですがペーストにしたら食べやすいし食養生としても続けやすいです。

▪︎なつめペーストの作り方

なつめ  適量
水    適量

なるべく大きな(可食部分の多い)柔らかいなつめを使うことをお勧めします。

  • 鍋になつめと、ひたひたになるくらいの水を入れて火にかけます。

私はいつも圧力鍋で5分加圧で作ります。普通の鍋でもできますが、そのときは水分が蒸発して焦げないように水加減を見ながら加熱してください。

  • 柔らかく煮えたら、なつめを取り出して皮をむき、タネを取り出します。

大きななつめはこのように皮が剥きやすいです。

  • 皮とタネを取ったなつめを、水分が残った鍋に戻し火にかけ好みの硬さになるまで煮詰めたら完成です。

なつめの皮とタネは捨てないで、紅茶に入れたり、そのままお湯に溶かして飲んだり、お茶パックに入れてお料理の際のお砂糖の代わりに使ってみてください。

じっくり確実に、いい体をつくる

なつめペーストは毎日の健康管理にそのまま舐めたり、お茶にいれたり、もちろん料理にも使えます。
なつめには造血や胎児の発育に欠かせない葉酸が含まれています。赤ちゃんを希望されている方は今から補っておくことをお勧めします。

最後に注意点を。お腹が張って痛い人や、もともと熱がこもりがちで火照り、目の充血、イライラ、めまい、ふらつき、頭痛などの症状が強く出ている場合はなつめペーストの多食は控えてください。
美味しいからといって食べ過ぎないでくださいね。

食養生はコツコツ続けることで効果が現れます、いつの間にか気になっていた症状が軽くなった、気にならなくなった、そんなふうに実感される方が多いです。効き目はゆっくりですが確実に体は変わっていきます。
ぜひ毎日の食養生になつめペーストを取り入れてみてください。

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